「パチスロ甲鉄城のカバネリ」が広く愛されている理由として、その多彩な演出法則や中毒性のあるSEだけでなく、目押し不要でスライド打ちが可能だったという点も大きな要因の一つだと考えます。

どれほど面白い台であっても、基本的に通常時は退屈になりがちです。これはカバネリにおいても例外ではありません。また、近年ではスマートフォンを使用しながら遊技する人も増加しているため、通常時の疲労を軽減しつつもスマホに集中できるスライド打ちは、現代において最もユーザーに適した打ち方であると言っても過言ではありません。

ある程度打ち慣れたカバネリユーザーであれば、ST中でもスライド打ちをしているという方も多いのではないでしょうか。

しかし、そこで注意が必要になってくるのが押し順ミスです。例えば、中や右のナビが表示されているにも関わらず、いつもの癖でスライド打ちをしてしまい、警告が発生。そして揃ったのはリプレイ。これが連続演出につながるものの、ハズレに終わる…。

「もしかして、ペナルティでハズれた？」

何だかモヤモヤしちゃいますよね。でも、ご安心ください。その押し順ミスが原因でハズれたわけではありませんよ！

カバネリではST中レバーオン時にボーナスを抽選しています。

共通チャンス目の場合はシンプルに成立と同時にボーナスの当否も抽選しているだけなので、これに関して特に触れることはありませんが、3択チャンス目の場合は少し特殊です。

3択チャンス目が成立した際、ボーナスの当否の抽選と同時に、3択の正解ナビを表示するかどうかの抽選も行われているのです。この抽選に当選すると、正解のナビが表示されます。逆に非当選の場合は、???という3択の選択肢が表示されることになります（ST序盤の加速ステージを除く）。

この「???」の選択肢が現れた時点でボーナスの当否はすでに決まっており、正解を選んだ場合、ボーナスは有効。逆に不正解の場合、ボーナスは無効となります。

そしてここからが大事なポイントですが、3択チャンス目が成立し正解ナビの抽選にも当選していた場合、押し順ミスによってチャンス目が停止しなくとも、ボーナスは無効にはなりません。

つまり、最初に例に挙げたような正解の押し順ナビを無視してしまった状況でも、ボーナスの抽選にさえ当選していれば、ボーナスは出現します。

ただし、3択チャンス目以外でのペナルティの詳細について公式からは明示されておらず、「ST中に誤って変則押しした次Gに、高確対応のボーナス濃厚チャンス目を引いたがハズれてしまった」という報告もあるため、成立役によっては一定G数ボーナス抽選無効のペナルティがあるものと思われます。

スライド打ちが楽でついついやってしまうのは理解できますが、ST中は慎重にプレイしましょう！

では、また次回！