パチンコ・パチスロ業界ニュースサイト「グリーンべると」の3月14日付け記事によると、なにやらホールの景観を大いに変える可能性がある「アレ」の価格が発表されたとの事です。まずはソースをご覧ください。

新明企画（福岡市博多区）はこのほど、総販売元を務める『スマイス』および『スマラン』の定価を初めて公表した。

『スマイス』は、既設の各台のイス背面部に「カバー式」で簡単に取り付けることができ、遊技台の大当たりなどに連動して背面のLEDが光り、さらに振動することでプレイヤーの没入感を高める革新的な製品。

【定価を初公表。『スマイス』は105,000円、『スマラン』は15,000円（グリーンべると）2025/03/14】

去年の夏頃に話題になった「スマイス」と、それとセットで使うと「映える」かもしれない「スマラン」の価格が発表されたというのが今回のニュース。

スマイスは椅子の背面部にLEDが仕込んであり、大当たりと連動してべカーっと光ったり震えたりするそうなんですけども、「スマラン」は初めて聞いた人が多いかも。

これは筐体をはめ込む枠の下の板（膳板：ぜんいた）を装飾する部材で、スマイスの発光に合わせて光るLEDが仕込んであるそうです。スマートランプ？　の略かな？　ちょっと分かんないですが、今回のはあくまでもスマイスがメインで、スマランはそれを補助する感じだと思います。

最近はいよいよスマスロ化が進み、ホールは「出玉」をどうやって見せるかに腐心してると言われています。

要はメダル機の場合は出玉そのものを別積みできてたので出玉感を出すのなんか簡単だったんですけど、今の時代はそれがないのでお祭り感が出せないって事なんですが、これはスマスロ化の際にユーザーに対して広く行われた意見公募（パブリックコメント）でも多くの人が指摘し、ホールもメーカーも最も危惧してた事なんですね。

なので出てる台の椅子がビカビカに輝いて「出てるぜ！」ってアピールできる「スマイス」はかなり注目されてますし、おそらくは今後も利用が進んでいくはず。ちなみに筆者も展示されてるやつに1回座ったことがありますが、なぜか電源がオフだったんで振動は体験できず。な、何を見に行ったんだオレは…。

椅子についてもそうなんですが、今後パチンコ・パチスロに訪れる事が確定してる大変革のひとつに「ブルートゥース対応」というのがあります。要は音声の外部出力化なんですが、これが出来ると最終的には色んなホール内の設備が大進化するのではないかと思われます。

特に今回のような「椅子」はいの一番にブルートゥース対応が考えられるものですし、ヘッドレスト部分にパッシブスピーカーを内蔵して手元で音量を操作する、などのアイデアはすでにゲーミングチェアや航空機用椅子の分野で製品化されてるものです。

パチンコ・パチスロにおいては「騒音」の問題がずっと言われており、隣の台の音量がトラブルの原因になったり…というのも良くある話。

ブルートゥース対応はその解決の糸口になるものであると同時に、対応のイヤフォンを持ってない人も椅子側で対応できるとなれば、これはかなり急ピッチで「ホールの低音量化」が進むのでは…！