※当該記事は2015年発売の「パチスロ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。
4号機で登場した新たな挑戦者!
創刊25周年記念としてお届けしているメーカーヒストリー企画。その第4弾となる今回は、株式会社大都技研の歴史を公開しよう。
大都技研と言えば、番長・吉宗シリーズなどのメガヒット機種を多数輩出しているのはみなさんご存知のとおりだが、その歴史は意外と新しく、パチスロ事業に参入したのは4号機時代からとなっている。
これまで同企画で掲載してきた、ユニバーサル・山佐・平和&オリンピアが、パチスロ黎明期である0号機時代から参入していた事を考えると、その差はかなり大きい。
だが、そんな挑戦者がどのような機種を開発し、現在のヒットメーカーとしての地位を確立するに至ったのか? 過去の名機を紹介しながら、その変遷をお届けしよう。
大ヒットを産み出す大都技研 その起源は意外な会社だった!
大都販売のグループ会社
今でこそ大手パチスロメーカーとして認識されている大都技研。だが実は、初代社長がプレス加工や旋盤加工を始めたことに起源する。
当時(1940年)は個人経営であったが、のちに法人組織(1944年)となり、家庭用厨房用品や金属文房具、家庭用電気用品、さらには各種自動販売機などを製造(一部販売)。つまりその業務は、およそパチスロとは無縁の会社だったのだ。
ところが、1980年に補給装置の製造と販売、コンピュータを導入したホールの工事を開始したことがきっかけで、パチスロ業界と関わるように。これを転機に、ナンバーランプやコインサンドなど周辺機器を開発していく。古くから業界を知る人間なら、大都と聞けばこちらの「大都販売株式会社」をイメージする人が多いだろう。
そして1998年、大都販売のグループ会社の大都技研がパチスロ開発に参入。有名デザイナー松下進氏のデザインによる「キャメロットⅡ」で鮮烈なデビューを飾った。インパクトを与える戦略だったのか、シングルの集中を搭載したA-Cタイプという挑戦的なスペックで勝負したのだが、残念ながらヒットするまでには至らなかった。
ただ、プレイヤーに大都技研をパチスロメーカーとして認識付けるには、十分すぎるマシンとなった。
補給システムから シマデザインまで!
周辺機器メーカーとして現在もトップクラスの売り上げを誇る大都販売株式会社。そのグループ会社となるのが、みなさんの良く知るパチスロメーカー大都技研である。ホール内を見回してみれば意外なところに「Daito」のロゴを発見できるので、気になる人は探してみよう。
ヒットの要因はシフト持ち越しだけではなく、技術介入要素にもあった。特にBIG中のビタ押しで15枚役を獲得できる機能は、目押し自慢の心に火を付けた。
※当該記事は2015年発売の「パチスロ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。
今回はここまで! 次回(7月9日更新予定)は4号機中期、大ヒット機種の原型となるあの機種が登場! お楽しみに!!
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