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【パチスロ名機】良くできてたけどちょっと地味だった…

4号機 名機

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッス、あしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機たちの傍らでひっそりと咲く佳作を紹介するこちらのコラム、今回はネット株式会社の「賞金首」について。

株式会社ネットとゲームメーカー・テクモ(現コーエーテクモゲームス)のコラボ作品って「スーパーブラックジャックS777」が飛び抜けて有名だしストック機時代のかなり最初のほうに出てたような気がしちゃうんですが、時系列でみると実は第三弾なんですな

この辺をちゃんとした順番で並べるとまず最初に「モグモグ風林火山」があって、次に「賞金首」、そんで「スーブラ」です。次が「十字架」かな?

なんにせよこの辺の機種はだいたいシリーズ化されておりそれぞれファンもしっかりついてるんですけども、「賞金首」だけはちょっと地味というか、兄弟機に近い作品(「ビリーザビッグ」「デカダン」)を除いた続編は5号機で「賞金首2」がリリースされたのみで、以降は霊圧が消えています。

なぜなんだろう。はい、たぶん「地味」だから、でしょうな。

モグモグはおいといてスーブラにせよ十字架にせよ登場キャラが立ってて機種というよりもそっちにしっかりファンがついてるんですけども、「賞金首」は(ちゃんとネームドのキャラがいるのに)そうでもなく、かつシステムも間口が広いとは言いづらいやや複雑なものだったこともあって、ついぞネット株式会社を代表するシリーズのひとつ! みたいな感じにはならなかったイメージがあります。

じゃあこれつまんない作品だったのか? というと全然そんなことはなく。

むしろ当時の機種のなかでは相当尖った作りになってて、知れば知るほど味がでる八戸のスルメさながらの台でありました。

4号機 名機
ネット/4号機/2003年

よく考えついたなと思ったね

はいこの機種の基本的な種別は「AT+ストック機」でした。

ATとストックを組み合わせた機種といえばまさしくコイツの次に出た「スーパーブラックジャック」なんかが代表作ですし、似たような作品としては進化系である「リオデカーニバル」のほか「ジェットセットラジオ」「旋風の用心棒」「マッハGOGOGO」「巨人の星」など色々あったんですけど、そのほとんどは「小役連でボーナス解除抽選を行う」もので、ATはそのためにあった感じなんですね。

要はボーナス連荘の仕組みとしてATを利用してた感じ。

「マッハGOGOGO」(6択ベル3連でRT解除)はそれなりに似てるっちゃ似てるんですけど、逆に「巨人の星」(リプ4連でRT解除)なんかは押し順ナビで揃わないリプレイを蹴ってリプを揃えるというよく分からん事をしており、当然AT単体での出玉性能は全くありませんでした。

そういう意味ではこの「賞金首」は30Gの間12役がゴリゴリ揃う純増約8枚のAT「賞タイム」を搭載。1回の当選で最大25連までの振り分けがある上、消化中に上乗せの抽選も受け付けておるという「AT機としての最低限の体裁」をバッチリ保ってました。

そしてこいつは小役連ではなく「そもそもメイン小役の一部でRT解除が確定で行われてるが、揃わないと無効になる」という超斬新なボーナス放出のシステムをしていたことから「通常時は取りこぼしまくるボーナス解除メイン小役を、AT中は全部取れる」という発想で、AT機とボーナス連荘機をミクスチャーしていたんですな。

 
雑誌 パチスロ

ATに入れば単純に小役が揃いまくる分の出玉ももらえるし、かつボーナス確率もハネあがるのでいい感じに噛み合えばめちゃくちゃメダルが出る、と。そういう感じ。

俺が知る限りでは同様のアイデアでATとストックを組み合わせてる機種は他に(たぶん)ないですし、まあ「マッハGOGOGO」がそこそこ近い気がしないでもないですが、そもそもメイン小役の成立時に内部的にRTを解除するかどうか決めてる、という仕組みはいかにも一品ものの独特システムでした。

なので俺はこれ「凄いな」「面白いな」と思って打ってましたし、好きか嫌いかで言えば確実に「好き」な機械だったんですけども、前述のように世間的な評価としては、「スーパーブラックジャック」や「十字架」よりも下であり、おそらくは「モグモグ」よりも下だと思います。

システムはめちゃくちゃ良いんですけど、やっぱ荒野を背景に馬に乗った兄ちゃんがパッカパッカとのし歩いて、たまに幌馬車を追いかけたりバーで銃撃したりするのみというのはマカロニ・ウェスタンが過ぎました。

繰り返しますが筆者は好きだったんですけど、それでも「うわー茶色いなぁ」と、そんなことを思いながら打ってましたもんね。


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