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【パチスロ】登場したタイミングが悪かっただけ【パチスロポパイ編】

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッス! あしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機たち。

この企画ではその傍らにひっそりと咲く徒花たちに目を向けます。

今回は一般に「ガッカリ台」の代名詞として語られる事が多いサミーの「パチスロポパイ(2004年)」について。

この機種について語るには、まず「なぜガッカリ台と言われているのか」を把握しないと行けません。

覚えておいてください。

コイツは出たタイミングがあまりにも悪すぎました。

4号機・サミー/2004年

スカイツリーくらい高いハードル

今までで一番売れたパチスロ機はなんでしょう?

はい、答えはサミーの「北斗の拳」ですな。

最近パチスロを打ち始めた人も噂くらいは聞いたことあるかも知れませんが、当時は「北斗専門店」なるブチ尖ったホールがいっぱい出来るくらい流行ってました。

今の時代だと10万台売れたら奇蹟の大ヒットくらいの感じですが、「北斗の拳」の販売台数は約62万台といわれており、ホール数が今よりも多かったことを差っ引いたとしても文字通り桁違いのモンスターマシンでございました。

余談ですが、当時パチスロをはじめた人を「北斗世代」と言い、そういう言葉が生まれるくらいには、猫も杓子も北斗ばっか打たれておったと。

いままでホールとは縁もゆかりもなかった若いカップルとかが普通に北斗だけ打ちにいって笑顔で「アタァ!アタァ!」ってやってましたし、今じゃちょっと考えられん状況です。

と、それくらい凄い状況だったんで気になるのがその次の台なんですけども、そこで発表されたのがこれ、ポパイです。

状況的に誰しも「次のサミーの新台は新しい北斗のはず」と信じて疑ってませんでしたし、タイトルが「ポパイ」であると判明したあとも、なるほどポパイとブルートがバトルボーナスするんだろうな、と真面目に予想されていました。

なんなら俺なんかオリーブが「ケーン!」ていうプレミアの存在も予想してたんですけど、まあカスリもせず。

似たような予想をしてた人は日本全国に大量にいたようで、それがそのまま「ポパイ」の評価の低さに直結しておると。

打った瞬間の「ちっとも北斗じゃないやんけ!」という謎の怒りを、俺はいまでもほうれん草図柄のデザインとともに克明に思い出せます。

ポパイは悪くないんじゃよ

はいそんな、「ポパイ」なんですが、偉大なる兄の存在を頭から消して打ち込んでみると結構面白かったです。

スペックはA400のサイレントストック機。

当時のサイレントストック機は供給過多になってて似たようなシステムが多かったんですけども、コイツはいわゆるテーブルでRT解除ゲーム数を管理するタイプではなく、メインの出玉機構はポパイチャンス(PC)を呼ばれるボーナス放出高確率状態でした。

PCはほうれん草図柄揃いなどを経由して一旦「PC抽選高確率」のような状態に突入。

そこに滞在中は毎ゲーム高確率で当選するシステムになっていました。

セット連チャンじゃないのでどこまで連チャンが続くか分からないという。

パンク式の状態、というと同じく「アラジンA」のAT「アラジンチャンス」を真っ先に思い出しますが、なにげにこのポパイのボーナス放出システムはアラジンの後継機である「アラジン2エボリューション(2005年)」にほぼそのまま搭載されてます。

演出もわりと似てたことから、アラエボに対し「アラジンAの後継機だと思って打ったらポパイの続編だった」と心無い言葉が浴びせられることもあったとかなかったとか。

それはおいといて、これシステムだけを抜き出してみるとなかなかおもしろかったんですな。

ただ「北斗の後」ということでハードルがバキバキに上がってたことと、それから演出のバリエーションがやや少なかったこと、そして出玉率が低かったこと。

この辺がガッチリタッグを組んだ結果、実際の出来よりもかなり酷い扱いを受けていました。

演出については海外の有名版権なんで扱いにくかったというのもあるかもしれないですし、また出玉率についても時代の流れなんでどうしようもない。

この辺はポパイはたぶん悪くありません。

「ウルトラマン倶楽部ST」くらいの時期に出てれば、評価は全く違ったかも?

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