チワッス、あしのです!
パチスロ界に燦然と輝く名機たちの傍らでひっそりと咲く佳作をご紹介する企画、今回はオリンピアが2004年に放り込んだ「めざせドキドキ島」について。
これは4号機が終盤に差し掛かった頃に出た機種ですが爆発力は結構高かった機種でした。
システムとしては当時の時代を反映し、AT非搭載でボーナス連チャンで出玉を増やすストック機。当時は猫も杓子も大体ストック機でしたな。
この機種の大きな特徴としては初当たりが周期抽選であった事が挙げられます。
今だと周期抽選って普通に採用されている、ありふれたシステムになってるんですが、むしろ当時はこれが珍しく、同時代に採用してたのってこれと「スーパービンゴ」「サルカニ」くらいしか思いつかない(他にもありそうじゃが)。
筆者のうすらぼんやりとした理解としては、時期的にはビンゴがまず出て、その内部の仕様の難解さにウワッとなったスロッターの脳裏に「周期抽選って難しい」みたいなのがグッと刷り込まれたところで、そのイメージを払拭したのがこの「目指せドキドキ島」だったんじゃねぇかと思っています。
なんせコイツは周期のゲームが常に液晶に表示されており、「ここまで打てばとりあえず何か当たるかもしれん」みたいな期待を常に持って打つことができました。
今だとみんな周期に慣れてるんでそうでもないと思うのですが、この「目の前に人参がブラ下げられた状態の馬」になったような感覚を初めて食らった世のスロッターは、「もう一周」「もう一周」とハァハァ言いながら回しておったものです。
実はブタ以外でも当たり
ちなみにコイツの周期抽選は150Gごと。
ただし頻繁に当選する「オマケ」図柄の連続により短縮抽選を受けることができるので、実際はもっと短くスイスイ打てたものです。
通常時は豚がひたすら「ドキドキレース」の会場を目指すという内容になっており、演出も非常に淡白。
周期までのゲーム数は「キロ」という単位で常に表示されており、これが0キロになったらレースが開始、勝てばボーナス放出、みたいな感じです。
んで通常時「豚が会場を目指してる」ということでついつい豚に感情移入(?)してしまいそうになるのですがこの豚は特に主人公というわけではなく、レースは「カンガルー以外のどの動物が勝っても当たり」です。
つまり勝ちとなる動物は「ブタ」「ペンギン」「カバ」「キリン」「ゾウ」「パンダ」と6種もおり、これは「どの動物が勝ったか」がそのまま連チャンモードの示唆となるようになってました。
モードの強さは上に並べた動物の順。
主人公ヅラしたブタはむしろ最弱です。
んでこの「通常時にブタが歩いてる」というので筆者は一回だけめちゃめちゃ儲かった事がありました。
なんと「レース最終ゲームでゾウとパンダが競り合ってるところ」でヤメられてる台を拾ったことがあるのです。
最終ゲームの競り合いでカンガルーが絡んでない時点ですでに当たりは確定なんですが、残ってるのがよりによってハイチャンスのパンダとゾウ。
多分捨てた人は「ブタ頑張れよ!」とばかりに「負け演出」だと思ってヤメてるんですよねこれ。
実際はゾウが勝ってもパンダが勝っても80%継続のループ(平均連チャン数は違うんだけどややっこしいので割愛)なので、この機種随一のプレミア演出に近い。
その台を見つけた瞬間一瞬だけ思考が停止し、超速で店員さんを呼び出して打っていいかの許可を貰い、その店員さんに見守られながらレバオン。
パンダが勝った瞬間「パンダァッ!」って言いながら謎にハイタッチしました。
しかもその連チャンがアホほど伸びた上にBIGに偏りまくり、あっという間に万枚近くのメダルが出たんで、あれはマジでパチスロ人生のなかで最もラッキーな拾い物でありました。
ブタサンキュー!
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