現在ホールで活躍している数々のシリーズ機。そのすべてに数多の前身機が存在し、そこから各シリーズ機へと人気マシンの遺伝子が後継機へと受け継がれている。

となれば、気になるのはそのシリーズ機の起源（ORIGIN）となる「初代」マシン。はたしてそこからどう発展し、現在の最新マシンへと変貌を遂げて来たのか。

この「名機 the ORIGIN」ではそんな「初代」マシンにスポット！　最新の人気シリーズマシンの元祖となる機種を知ることで最新シリーズ機をより深く理解し楽しめる…はず!!

もはや説明不要！　誰もがその爆発力に魅了され、一度は打ったことがあるであろうシリーズ機―「牙狼」。まもなく最新シリーズ機「P真・牙狼2」が登場する、その前に触れておかなくてはいけないでしょう、シリーズ初代マシンについて！

初代マシンは「CR牙狼XX」で、今から14年前の2008年11月にSanseiR&Dから登場しました。本機の主役「牙狼」自体は当時メジャーコンテンツではなかったものの、その爆発力に特化したスペックで導入前から注目を集める存在に。その後、いざ導入されるとその出玉力に憑りつかれる人が続出！　瞬く間に人気マシンとなりました。

スペックは、突然確変・突然通常・小当りなどを搭載しない当時としてはかなり変則的な仕様。それでいて連チャンモードである「魔戒チャンス」は継続率82％を誇り（突入率50％）、出玉はすべて15RというMAXを超えたギガMAXと呼ぶにふさわしい爆発力を備えていました。

さらに「魔戒チャンス」は超快速消化。難しい手順なしに右打ちするだけで、約30秒に1度のペースで次回大当りが到来！　これまた当時としてはありえないスピード感でした。その威力はすさまじく、理論上初当りの約16回に1回が16連チャン以上ということに。夜からの実戦でも一撃が狙えてしまう、これまでの常識をいろいろと覆す仕様となっていました。

そして気になる初代マシンのメイン演出がこちら。

ホラーバトルは大当りラウンド中に発生し、出現したホラーを撃退すれば魔戒チャンス継続確定！　出現するホラーの数は豊富で、登場すれば勝利濃厚となるお助けキャラも存在しました。リーチは役モノ作動から牙狼が登場して発展するSPリーチが中心。シリーズおなじみのタイトルの色変化も初代マシンから搭載されていました。

…と初代マシンだけでもまだまだ紹介しきれない「牙狼」。この初代登場後、様々なゲーム性を搭載したシリーズ機が登場しましたが、そのすべてに初代を彷彿させる爆発力を活かしたスペックを踏襲！　最新シリーズ機「P真・牙狼2」ももちろんその流れを受け継いでいます。初代「CR牙狼XX」を体験したことがなくても「牙狼」で一撃を味わいたいという人は、まもなくの導入を心待ちにしましょう!!

©雨宮慶太/Project GARO
©雨宮慶太/東北新社・バンダイビジュアル