「ザンネンだっていいじゃない」この企画のためとも思える言葉がキャッチコピーのマジェプリ。

一時期パチンコ店で販売をしていた「月刊ヒーローズ」と言う雑誌、当時は結構多くのホールで見かけることがありました。そこで連載をしていたり、アニメはフィールズが作っていたりと、なるべくしてパチスロ化をしたのだが、そこまで脚光を浴びることはなかったような。

しかし、その実態は落ちこぼれどころか優秀だった!?　と言う点を紹介します。

パチスロ銀河機攻隊マジェスティックプリンス（2015年・D-light）

通常時はゲノムと言うポイントを貯めて、規定ポイント到達を目指す！　つまりイメージするのは「北斗転生」。

天井もゲノムポイント到達で発動するので、ハイエナでかなりお世話になりました。

AT中は上乗せ演出の種類を選択可能！　つまり「サラリーマン番長」と同じ感覚。しかしサラ番が3つの演出に対して、マジェプリはバランス・目押し・一撃告知・貯玉・完全告知と5つの演出があり、いつでもモード変更が可能！　なんと豪華な。

ちなみに私は『目押し』の選択率が非常に高い。理由は好きなキャラが目押し対応だからである!!　モードによって活躍するキャラが変わる。ヲタクに対しての心配りも◎。

なんと言っても最大の特徴はジュリアシステム！　原作に出てきた用語なので、名前だけだとなんだそりゃ？　ですが中身はとても簡単。パチスロのリールは3段なところを4段にしちゃえ、そしたらレア小役出やすくできるでしょ☆

とてもシンプルだけど、普通なら思いつかないこの発想。このシステムが発動するとリール下の枠がグワーンと開き、まさしく常識の壁をぶち破るのだ。

そしてこのジュリアシステムを活用した特化ゾーンがまた凄い。約2.8枚の高純増にも関わらず、ゲーム数上乗せ特化＋倍率アップを行い、最後に貯めた上乗せゲーム数と倍率を一気に掛け算しちゃえ！　と言う性能を搭載。

「足し算」ではなく「掛け算」なので、少し事故っただけでも偉いことになりかねない。私の一撃最高は7000枚ちょっとだけど、万枚報告も耳にしました。

こんな一見ザンネンだけれど、実は突出した才能があったのだよ。と言うところは、奇しくも原作のキャラ達の設定と重なる所があるのですよね。

そう言えばパチンコのマジェプリも、「ストックタイム」なる特殊なシステムになっていたよな。

できることならパチスロでは誰もが認める超人気台！　となれば良かったのですが、何とも微妙な結果になってしまったところも、マジェプリっぽさがあって、まあ「ザンネンだっていいじゃない」。