さぞかし勝てたことでしょう
※過去の「栄光なき名機たち」記事はコチラ!
今回、僕トニーが選んだのは、2007年に登場した『安田大サーカス(5号機)』で、お笑い芸人とのタイアップ機種です。
当時、パチスロを打っていた方でも「見たことない」と言うくらいのレア台ですが、「ドンドンドン! ベタベッタ!」のネタを知っている方は多いのではないでしょうか。
さて、そんな本機のゲーム性はBIGとREGで出玉を増やすノーマルタイプ。
ボーナス確定時は、先ほどの「ドンドンドン!」という掛け声で祝福してくれます。
では、なぜ僕はこのようなレア台かつシンプルな機種が記憶に残っているかと言うと、美しいリーチ目や奥深いリール制御があるから……ではなく、ズバリ「強烈な攻略要素が存在したから」です。
本機は通常時に「サーカスステージ」「ジャングルステージ」「エジプトステージ」「ラスベガスステージ」と4種類のステージを行き来します。
そして最大の特徴は、ラスベガスステージのみ、電源オン/オフでステージが変わらないという点。
つまり、「高設定を見つける→閉店間際にラスベガスステージを仕込む→翌朝にメダルを投入し、ラスベガスステージのままだったら設定据え置き確定=高設定確定(違うステージなら設定変更)」という技が使えたんですよ。
しかも、2007年は設定発表バリバリOKの時代。
夜9時頃に安田大サーカスに高設定札が刺さったときは必ず、据え置きを狙っていたんですよね。
さらに当時はSNSが普及していなかったので、この「開店して1分も経たずに高設定丸分かり攻略法」を使っている人は皆無でした。
僕だけがひっそりと、リスクゼロ&リターン特大の立ち回りをしていたのです。
では最後に、僕がその方法でどれだけ勝てたのかを発表して終わりたいと思います。
高設定だけを打ち続けることが可能な攻略法。
理論上、蔵が建ってもおかしくありません。
そんな技を使った僕の安田大サーカス生涯収支は……はいっ、+2000枚です! ってショボショボですからねっ。
いや、冒頭で『当時、パチスロを打っていた方でも「見たことない」と言うくらいのレア台』と書きましたが、そもそも本機はバラエティーコーナーにポツンと設置される機種でした。
そのような台に高設定を投入し、さらに翌日に据え置くホールとなると、まあ、めったにないんですよね。
実際、僕が成功したのも1回だけで、その一日にブン回した結果が+2000枚だったんです。
ただ、今でもあの瞬間は鮮明に覚えています。
開店と同時に祈りながらメダルを投入し、目の前にラスベガスステージが現れた瞬間を。
あの時、僕の心の中では確かに「ドンドンドン! ベタベッタ!」の祝福音が流れていましたよ。
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