はじめに
虚心坦懐の「浅学寡聞は損の元」、第35回。
もう目前となった年末年始。パチンコ・パチスロユーザーからもホールの回収時期だと認知されています。今回は、元ホール店長や詳しい方のお話を元に「なぜ、ホールは年末年始に出さないのか!?」ということについて解説していきたいと思います。
年末年始の回収時期
例年の傾向からだと12/28~1/4くらいまでの時期を指し、この辺りで回収営業をするホールが多数です。しかし、知人の業界に詳しい方のお話では、今年は12/23~1/8くらいまでの期間、例年にないくらいの利益率で営業するところが多いとか…。こちらの理由についても、後ほど解説していきます。
年末年始の回収営業の理由
土日祝日とは、ここが違う!!
①帰省客が多い
ホールは営利目的の企業ですから、還元するのは今後の集客のためで、知人元店長曰く「今日は1万円勝たせてあげるから、たくさん通って10万円くらい負けてね💕」という熱い思いが込められての還元なのです(笑)。
つまり、一見さんの帰省客に勝たせても、今後、通ってくれる可能性が低い分、集客には繋がらないため出す意味が無いのです。さらに、連休で時間を持て余す人も多く、この時期恒例の「運試し」のノリで、出さなくてもお客は集まるからという理由もあります。
②冬のボーナスの存在
12月は、公務員なら10日に、会社員ならその支給日に冬のボーナスが支給され、15日には年金支給日、25日には給料日と続きます。そのため、比較的お金に余裕のある方が多い時期。そのため、多少負けたとしてもホールに来られなくなる可能性は薄いだろうという考えから、回収営業をしています。
つまり、皆さんの懐に確実にお金が入っているであろう25日以降は、たかられるという認識でOKです(笑)。
さらに今年はGAIAの倒産で…
③今年のメガ回収の理由とは!?
昨年までと違うのがこちらの理由。2023年は、パチンコでは年末に出た「リゼロ2」くらいしか大ヒット機種もなく、非常に何処も売上が伸び悩んでいます。さらに、来年の新紙幣流通(→リンク)で設備投資にお金がかかります。
そんな中、10月のGAIAの倒産により、銀行はパチンコチェーン店へ融資をしないところも多くなり、かなり厳しくなった(虚心の教え子の銀行マンの話)。この影響で、今後の資金に余裕がないホールでは、いつも以上に回収営業をせざるを得なくなりました。
まとめ
今年の年末年始は、特に厳しい状況になりそうですね。今年はホールに壊滅的なダメージを与えた機種も、多数登場しましたし(汗)。打ちに行く際は、皆さん充分注意して負け過ぎないように。
パチンコなら遊タイム狙い。パチスロなら天井/ゾーン狙いに加えて、「新ハナビ」「バーサスリヴァイズ」等の設定1でも甘い機種あたりを打つのが良いかもしれません。そんな虚心は、キャバ嬢へのお年玉というパチ屋の回収営業より怖いイベントに怯えながら、年始を過ごす予定です(笑)。
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