(前編からの続き)

担当(以下・担)『話変わりまして、2021年ももう残り少ないじゃないですか。率直にこの1年はどんな感じでした？』

しのけん(以下・し)『う～ん。「前半はいつも通り」って感じだったけれど、「中盤で6.2号機が出だしてそれら機種に翻弄されつつ要領を得てきて」、「後半では5号機撤去の影響なのか苦労多めだった」って感じ』

担『ぶっちゃけ…収支的にはどんな感じでした？』

し『自分的には月に40～45くらいの収支を残す事を心掛けているんだけど、なんだかんだ平均だとそれくらいに落ち着いてはくれたね』

担『毎回決まってそれくらいの収支になるんですか？』

し『今年の各月の収支はだいたいこんな感じ。ちょっと濁させてもらうけど(笑)』

担『おお、ありがとうございます。「無難」…ってのが先ほどおっしゃっていた金額くらいと考えれば良いですかね？(笑)』

し『まぁそんな感じと捉えてもらえれば(笑)』

担『9月と10月が「厳しめ」ですが、ここが5号機撤去の影響で厳しかった期間ですかね？』

し『うん。あ、5号機撤去の影響って言っても、年末と来年頭に一気に5号機が撤去されるでしょ。その費用捻出的な事をホールが先回りで考えて、設定状況が厳しめだった感じと捉えてる。なんかこの時期、どこのホールも厳し目だったんだよねぇ…』

担『しかし11月で一気に「大満足」に』

し『もしかしたらミリオン…なんて思ったけどさすがに無理だった(笑)。でもこの1ヶ月で苦労した9月10月の帳尻を合わせられた感じかな』

担『会社員の身からすると、月の手取りがそのように大きく変化するって不思議です(笑)』

し『だろうね(笑)。でも、5号機時代より6号機時代になってからのほうが、月あたりのブレはそこまで大きくないんだよね』

担『それってやはり、6号機は設定に素直な台が多いって事の表れなんですかね？』

し『う～ん、そうだろうと思ってはいるけど明確な答えは出てない。ただ言えるのは、6号機でも設定6軸の狙い方だと安定するけれど、設定4以上を狙うような感じだと荒れるだろうなと』

担『当然機械割的にも1ランク落ちますしね。更に今回打った青鬼のような、設定6は安定するけど設定45は荒い。下手すりゃ低設定と見分けがつかないような台も多いですからね』

し『9月10月がまさにそれ。設定6がツモれず、ツモれても設定45メインだった結果苦しんだ感じなんだよね』

担『やはり狙うは設定6…ですか』

し『もちろんそうありたいけれど、正直今後は設定45をもっと受け入れて打たなきゃならない設定状況になると踏んでいてさ』

担『それはやはり、5号機撤去問題などでホールが厳しいが故ですかね』

し『うん。まあ実際そうなってもその時の現状でやれる事をやるだけだから。苦労するのも、そんな人生選んだ自分の責任だしね』

担『達観してますね』

し『達観と言うより、もう逃げ道がないだけだよ(笑)』