
はじめに
虚心坦懐のレトロ台探訪記、第6回。
皆さんは、パチンコが大連チャンしすぎて週刊誌等にニュースとして掲載されたことがあったことをご存知であろうか!?
時は1993年(平成5年)、新台導入から程ない10月1日のこと。
東京都北区にある王子駅北口のパチンコ店「アイランド王子店」(現在は閉店)で奇跡は起こった。この店の交換率は2.5円。ラッキーナンバー制で「7、祭図柄」で当たれば無制限、「1、3、5図柄」で当たれば連続遊技、その他の図柄は一回交換というルールだった。
そして、近所で飲食店を営んでいたお客さんに、突如、幸運が訪れたのだ。午前11時頃に引いた初当りが天国モードへ移行し、そのまま何と135連チャン。階段に別積みされた箱は実に130箱。31万6千個もの出玉を放出した結果、換金額は79万円にもなり、多くの写真週刊誌にも取り上げられた。
そう!その台こそが「春夏秋冬」なのであった。
「春夏秋冬(西陣)」

1993年9月に西陣から発売された数珠つなぎ連チャンのシステムを備えたデジパチ。賞球は7&15で、1回の大当りは16ラウンド×10カウントで約2300個の出玉を獲得できた。本機で特徴的だったのは、大当り確率1/210の通常モード、1/420の地獄モード、そして、1/10の天国モードを往き来するシステムで、これによって出玉の波を演出していたのだ。

さらに本機は電源投入時の1/5で天国モードへ移行したため、これが実質モーニング機能的に作用して朝イチのカニ歩きが有効であった。因みに、地獄モードには天井機能もあり、40回のハズレリーチで天国モードへ移行したため、ハイエナも有効であった。
また、大当り図柄が一部揃った状態で全回転する独特のリーチは「春夏秋冬リーチ」と名付けられ、のちのパチンコ演出にも大きな影響を与えた。

まとめ
こちらの機種の天国モードのループ率は約40%だったため、135連はあり得ない数値であった。そのありえない出来事が発生してしまった原因は、当時「春一番」等で稼いでいたモード移行等に詳しいプロの方が言うには、液晶(ドット)上部にある神輿役モノのランプがモード移行と同期していて、その故障で天国モードから抜けられなくなったのでは!? との話だった。

確かに、「春一番」攻略(→リンク)でも、液晶上部でモード狙いをしていたこともあり信憑性は高いと思われた。ただ、実際にモード移行をとめられないか色々試してみたが最後まで成功できなかった。実際に現地で当該台を遊技した先輩プロの方の話だと、挙動が他の台に比べおかしかった(※天国が明らかに続きやすい)との話だった。昔は、台のロット番号で喰える台もあったしね(笑)。
しかし、朝イチや地獄モード天井が狙えたこともあり、虚心的には非常にお世話になった1台である。

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