トップライターを目指した頃もありました
俺は今でこそライターとしての仕事をほとんどやらずパチンコ生活者に戻っているが、これでも「ライターでトップになるんだ!」と意気込んでギラギラしていた時代もあった。
当時は今と違い、お金の出処がメーカーやホールではなく読者や視聴者。そこに向けてタメになる原稿や番組をやろうと思っていた。
そこで重きを置いていたのは「データの充実度」。
例えば「この機種はこれこれこんな打ち方が効果的です」なんてのは誰でも言える。それを明確な根拠か十分なデータ量を揃えるのがお金を貰って発表する「ライター」ってやつなんじゃないかと。
そんなわけで、スマホで海外ドラマやプロ野球を見ながら打っている今とは違い、常に何かしらのデータを取りながら稼働していた。
ただ、それら全てが日の目を見るわけではない。中には途中で頓挫したりボツにしたりなんてデータもある。
今回はボツになったなかで印象に残ってる2機種についてお話していこう(いや、突然思いついたもので……)。
■イヤミのここで一発(Daiichi)
ハネに拾われた玉がお椀型の1つ穴回転体を経由するルートがあるのだが、そこでの落下スピードが玉の打ち出しを止めずに振動を与えると変わるんじゃないかというもの。
この機種はハネが開くタイミングと回転体のVゾーンの位置で「あ、これはちょっと遅い」とかがわかる。
そこで「遅い」と思ったらその時は打ち出しを止めないで早くお椀から落とし、「早い」と思ったらストップボタン押して待つという攻略法を思いついた。
実際のホール実戦ではこれで1ヶ月くらい毎日のように勝ち続けた。手応えはぶっちゃけあった。まあ「定量制」ということで打ち出しに要する無駄玉にあまりリスクもなかったしね。
ただ、おいしい状況だったので目立つような行動(データ取り)はしないでいた。
そんな折、番組でこの機種を紹介することに。俺は自信満々でこの打ち方を「ナチュラル振動打法」と名付けて紹介し、番組内で振動を与えた時と与えなかった時の落下秒数をはかることにした。
だが、結果は驚愕の「変化なし」。
番組では「効果がないことをデータで確認することも重要」とそのまま紹介したが、原稿にすることはなかった。
■CR P-MAN(京楽)
盤面に水槽があると当時話題になった機種。
おそらくホントに水が入った水槽だと思う。
というのも、水槽の上の方に気泡があり、台ごとにその位置が違ったから。
そこで思いついたのが、この気泡の位置で台の傾きを把握して左右どっちからヘソを狙うか選択しようというもの。
水槽の右上に気泡があればその台は右肩下がり(こちらこら見て左下がり)。逆なら左肩下がりだ。
これは世紀の大発見かと勃起寸前になったが、そもそも左右の釘状態が寸分たがわず同じなわけがない。それに、ネカセと違いそんなに大きく影響するほどの左右の傾きの違いなんてないだろうなと。どちらにせよホール実戦で結論を出すのは無理。
データ取りし始めて3分であきらめた。
【釘言実射編】ぱちんこ 新・必殺仕置人S
【寄り】
マイナス状態などありえない。ノーマル状態以上もしくは矢印のようなプラス状態が必要。
【ヘソ】
ステージからの入賞分がないうえに1個戻し。脇の入賞口ありきのゲージだが、現実的にはそこはつぶれてる場合がほとんど。ゲーセンくらいのサイズがないと無理。
【脇の入賞口】
基本的には矢印のようなマイナス状態になっているだろう。なってたらヘソか寄りの極端なプラス状態が必要。
©松竹・ABCテレビ
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