
きたる『スマスロ北斗の拳』導入に向けて、初代北斗の拳(以下、北斗)とはいったいなんだったのかを解説する企画の第2回。
今回のテーマは・・・
北斗の拳がもたらしたもの
パチスロ史上最大のヒット機種なだけあって、北斗は数多くの常識・当たり前を生み出しました。それをいくつか紹介していきましょう。
◆色の概念
北斗を語る上で何かと出てくる話題がある。それがこちら

※画像はスマスロ北斗の拳のモノ
現在でこそ、青は寒い、緑より赤がアツい、レインボーは確定なんて当たり前の話である。しかし20年前、そんな基準はまだなかった。赤は赤だし青は青、それ以上でもそれ以下でもないのだ。魚群や遅れはすでにアツかったものの色における信頼度の概念はなかった。この感覚を多くの打ち手に浸透させたのが北斗なのだ。
北斗の拳での色の扱われ方はバトルボーナス突入時にケンシロウが纏うオーラ。これが白<青<黄<緑<赤<虹の順番で高継続モードに期待でき、この色に多くの打ち手が一喜一憂した。

パチスロの3台に1台が北斗と言われるほどのモンスターマシンが作った概念は、多くの打ち手にとっての当たり前となり、その後は色のアツさの基準としてパチスロだけにとどまらず常識とも言える感覚となっていった。
そして、この色の概念に対抗して青がアツいという風を起こそうとした機種がある。今でも青のアツさを残す「押忍!番長」だ。赤よりも青がアツいという番長シリーズの法則は、北斗の拳が作った流れに逆らうカウンターであり、それぞれのメーカーが試行錯誤し、時代を作っていくんだという気概が感じられる。
ちなみに色の常識でこそ、北斗に譲ったが、今ではどの機種にでも当たり前に存在する前兆ステージ。秀逸な演出の流れでこの前兆ステージを認知させたのは、北斗と同じ年の6月に設置された吉宗(大都技研)であった。
このようにパチスロが最盛期を迎えた4号機中期は何よりも市場規模が大きく遊技人口が多かったため、今にも伝わる様々な演出や概念の基礎が作られた時期でもあった。

チェリーが中段に止まるとアツい
今でこそ、当たり前となった中段チェリーはアツいという概念。これの礎を築いたのも北斗の拳であった。
北斗の場合は中段に止まると2枚チェリー(通称2チェ)、角に止まると4枚チェリー(通称4チェ)と呼ばれていて、2チェはいかなる状態でも25%がバトルボーナスに繋がり、高確で2チェはバトルボーナスが確定した。

北斗前後の機種において、中段チェリーはさほど恩恵の大きいフラグではなく、ただ中段に止まるか角に止まるかで払い代し枚数が若干違うくらいであった。その認識が北斗で大きく変化したのだ。
現在では超レアフラグの代名詞となってしまった中段チェリーだが、北斗では1/206~246で成立するというボーナス抽選のメイン契機であった。
たまに中段チェリーの恩恵が弱くてゲンナリしている若い打ち手を見て、オジサンが中段チェリーを語りだすのもこういった歴史があるからだ。
なお、北斗の後継機である北斗の拳SEは、高確の中段チェリーがバトルボーナス確定とはならず、これがコケた理由の一つだったと語る打ち手も多い。
余談だが、これはもともと1つのフラグの制御を振り分けで変化させていた。現在は1つのフラグに対して1つの制御しか持てないという規定があるので、4号機ならではの仕様であった。

次回【北斗の拳の衝撃】2月28日(火)更新予定!
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