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【パチスロ】奇妙な名をした無限RT搭載マシン【バチヘビノッチ編】

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッスあしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機たち。

この企画ではその傍らにひっそりと咲く徒花たちに目を向けます。

今回ご紹介するのは2008年にリリースされたアルゼ(現ユニバーサル)の「バチヘビノッチ」。

ほぼ同時期に「新世紀エヴァンゲリオン~約束の時~」も出たんでそっちばっか気を取られてた人も多いでしょうし、実際歴史的にも重要なのは明らかにそっちなんですけど、打った時の「なんじゃこりゃ!」という驚きの感情のみを抽出すると、おそらくバチヘビに軍配が上がるんじゃないでしょうか。

5号機・アルゼ/2008年

スペック的にも穴はなかった

スペックから見てみましょう。

コイツはは当時のメインストリームだった「ボナ後にCZが付いてくる」系のRT機でした。

転落(通常)リプレイより先に突入リプを引けばRTへ! みたいな奴ですな。

ボナ+RTというのは当時の機械にとって、対戦が始まった瞬間に波動拳を打つのと同じくらいめちゃくちゃ基本的なムーブでありましたが、2008年は「パチスロキン肉マン」「パチスロバイオハザード」「パワフルアドベンチャー」などのART機も増えてきた頃。

翌年にはあの「パチスロ交響詩篇エウレカセブン」や「忍魂」「銀河英雄伝説」あたりも登場してヒット機種がART機ばっかになっていくわけで、そう考えると「バチヘビ」はCZ経由のRT機としてはほとんど最後尾に近い時期の機械でした。

そしてこの機種はその「後発」であることをいい感じでアドバンテージにしており、例えばアルゼ系列の5号機としては非常に珍しく6段階の設定を搭載。

さらに設定6の出玉率が112.2%もありました。

アルゼ系の5号機先発「サクラ大戦」「デビルマン」が1と6の「2段階設定」で6の出玉率がたった103%しか無かったことと比べると、それから3年弱でド偉く進化したもんであります。

さらに当時のCZ式RTといえば「スカイラブ方式」、つまりRT終了後に再度CZに突入し、そこで条件を達成すればまたRTへ…みたいなループシステムが流行しており、まあ上手いことループしてる間はいいんですが逆に言うと突破すべき壁が小刻みにくるのであんまり安心できねぇという欠点も抱えておりました。

が、この「バチヘビノッチ」に関してはRT自体が「(ボーナス成立までの)無限RT」となっており、さらにボーナス中の特定条件達成でCZを経由せず直接RTにぶっこめるというイカしたシステムを採用。

ボーナス後に次のボーナスまで継続するRTに入るのは「確変」と同じでして、何となくスロマガでもその言葉を使って説明されてたような気がします。

違ったらすみません。

この記事にも当時のスロマガの画像が貼られると思うんで、実際に掲載されてから答え合わせしてみたいと思います。

雑誌はそれしか買ってなかったんで多分スロマガのはずだと思うんだよなぁ…。

編注…探してみましたが、それらしい文言は見あたりませんでした(汗

演出も良かったんだぜ!

スペックおよびシステム的にも全然優秀だったんですが、こいつは更に「演出」もなかなかどうして面白く、特に「図柄が消えたように見える」と説明される「マジカルリール」なるリール演出の挙動は一見の価値あり。

さらに3リールそれぞれに4コマを使った巨大な「バチヘビ図柄」を搭載しているなど、なんともケレン味に溢れた仕様であります。

そして多くのアルゼファンがヨッシャと思ったであろうものが、メインリール上部に据え付けられたハチマキリール。

しかもこいつはハチマキの内部にLEDかなんかが仕込んであって山佐のテトラリール並にビカビカ光ってたような気がします。

だいたいパチスロを打つ人はビカビカ光るギミックが大好物ですし、これに誘蛾灯に群がる羽虫の如く誘われ、気付いたらサンドに万券ぶっ込んでたオッサンも多いんじゃないでしょうか。

ちなみに「バチヘビ」とはどっかの方言で「ツチノコ」との事。

なのでドデカ図柄もパネルの絵も全部ツチノコをモチーフにした「ノッチ」なるキャラの筈なですけど、「バチヘビ」の存在を知らん俺はこいつの事を「バチヘビノッチ」という名前のザリガニかと思ってました。

最初パッと見た時「マッカチン」の後継機かと思ったもん。

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