現在ホールで活躍している数々のシリーズ機。そのすべてに数多の前身機が存在し、そこから各シリーズ機へと人気マシンの遺伝子が後継機へと受け継がれている。

となれば、気になるのはそのシリーズ機の起源（ORIGIN）となる「初代」マシン。はたしてそこからどう発展し、現在の最新マシンへと変貌を遂げて来たのか。

この「名機 the ORIGIN」ではそんな「初代」マシンにスポット！　最新の人気シリーズマシン、その元祖となる機種を知ることで最新シリーズ機をより深く理解し楽しめる…はず!!

アメリカンヒーローを主役にしたパチンコ・パチスロは多々ありますが、その中でもかなり早くにMARVELからパチンコになったヒーローといえば「スパイダーマン」シリーズとなります。その初代マシンは2002年10月に登場した「CRスパイダーマン」です。

本機のスペックは上記の2通りで、ハイミドルタイプの「S」がメイン。確変突入率2分の1、時短100回という当時の王道仕様となっており、もちろん複雑なシステムもなし。ただただ演出を堪能しつつ、連チャンを目指すゲーム性となっていました。

そんな本機の最大のポイントは液晶を取り囲むように搭載された全3種類のギミック。

液晶横には可変液晶と呼ばれる当時としては珍しいシャッター役モノを搭載。予告やリーチで作動し、登場キャラによって期待度が変化しました。

また液晶上には巨大なビッグハンド役モノが！　回転中やチャンス目停止時に動く可能性があり、信頼度アップの合図にもなっていました。

またそのさらに上には4色に光るランプが搭載されており、ここでは期待度を示唆。変動開始時の点滅がチャンスとなりました。

液晶演出に関しては上記の通り。特筆すべき演出はないものの1つ1つが美麗で完成度も高く、展開もアメコミを彷彿させるものに。

バトルリーチでは宿敵ベノムも登場し、お互いの必殺技も炸裂。バトルが長引くほど期待度がアップする他、復活演出時にはブラックスパイダーも登場しました。

そんな初代マシンを経て、その後は「NEO」「3」と続き、2011年には「CRブラックスパイダーマン」も登場。さらにそこから「CRアメイジング・スパイダーマン」が2016年に七匠から登場し、これが現時点での「スパイダーマン」シリーズ最新機となっています。本機は確変突入率92％のライトタイプとなっており、超高継続＆超高速の「AMAZING　RUSH」を搭載。さらには1個の入賞で最大7変動する「スパイダー変動システム」も用意されていました。しかし本機以降はシリーズ機が登場していない状況に。ここまでコンスタントに登場していただけにやや期間が空いているようにも感じますが、このまま終わることはないはず。またパチンコにスパイダーマンが帰ってくるのを心待ちにしましょう！