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【パチスロ名機】今みてもイラっとする【マッハGoGoGo】

4号機 名機

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッス、あしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機の傍らでひっそりと咲く佳作を紹介するこちらの企画、今回はアリストクラートが2003年にリリースした「マッハGoGoGo」について。

マッハGoGoGoといえば元はタツノコプロのアニメですな。

放送開始は1967年ということで筆者は生まれてもいないんですが、まあ再放送とかも普通にやってたんでタイトルと内容は大体把握しています。

イメージとしては「改造スーパーカーがレースするアニメ」でありヒロインの「ミッチーが激オシャレ」で「弟の名前がくりお」。

そしてくりおが「チンパンジーを飼っている」というもの。

チンパンジーを飼ってる家なんかあるかい、と現代に生きる我々は「アニメだからね」と切り捨てそうになるんですけども、何気にかのアニメの放送開始時はワシントン条約締結前でありまして、猿系の生き物が普通にペットとして流通しており、なんと「ワニ」とか「子象」とかを飼ってた家もすらもあったとのこと。

ちなみに「象」に関しては流石にデカくなりすぎて未だに飼ってる家というのは無いと思いますが、「ワニ」に関しては条約締結前に飼われたカイマンくんというのが広島にてご存命とのことで、日本で唯一「家庭で飼われてるワニ」としてたまにバラエティ番組とかで紹介されてます。

つまり「チンパンジー飼ってる家」というのが67年当時はマジで存在した可能性があり、このアニメに出てくる「三平」なるチンパンジーも「金持ちは奇抜なペットを飼うものである」という当時の昭和的価値観を思いっきり体現しとるわけですな。

んでこの「三平」はパチスロ版「マッハGoGoGo」でも大活躍します(後述)。

4号機 名機
4号機・アリストクラート/2003年

どんな台だったか

とりあえずスペックから見ていきましょう。

コイツは基本的にはサイレントストック機なんですが、そのボーナス放出にATを絡めるタイプのちょっと独特なシステムを採用していました。

ATを絡めたサイレントストック機というと例えば「旋風の用心棒」とか「ジェットセットラジオ」あるいは「スーパーブラックジャック」みたいなのを思い出します。

これらはATはボーナスのためのトリガーそのものであって、それ単体の出玉性能というのは極力低くなってるのですが、この「マッハGoGoGo」においてはATもそれなりの出玉力を持っているのが特徴でした。

つまりATに入ればそれ単体でそこそこの出玉を稼ぎつつ、さらにボーナスの放出でメダルがっぽし、みたいな感じ。

欲張りであります。

似たようなシステムとしてパッと思いつくのがネットの「賞金首」で、これも2003年の機種でした。

まあ似たようなアイデアというのは似たような時期に出るもんなのでしょう。

ちなみにマッハGoGoGoの場合「6択ベルが3連続」すると「1/2」でボーナス放出するというシステムになっておりました。

AT中は択がナビされるんでボーナス放出確率がハネ上がるって寸法ですな。

ベル自体がそもそもメイン小役であること、かつATの最大ゲーム数が100Gで、おまけに終了条件がゲーム数消化のみ。

つまり、うっかりすると1回のATで5回くらいボーナスがくるみたいなケースもあると。

要するにキャッチーな見た目に反して出玉性能が高めの機種だったわけで、その代わりATになかなか入らねぇ機種だったんですな。

比較的内部の状態の寒暖が分かりやすい仕様になっており、高確確定のサイドミラーキラリなんかもあることで叩きどころもハッキリしてるんですけども、それだけになかなか入らないATにイラつくことも多く、そこで問題になるのが上記の「くりおと三平」でありました。

ゲーム中の演出にはこの両者がかなり頻繁にでてきて最初は「カワイイなぁ」とか思ってほっこり打つんですが、まあイラついてる時のこの組み合わせが、何か逆撫でしちゃいけないものを逆撫でしてくる感じがあり、クソ負けしてる時はだんだんムカついてくるんです。

筆者もこれを打って負けた時は「猿とガキがむかつくなぁ」と思いながらとぼとぼ帰るのが常になっており、いまこれを書くために実機の動画を確認したんですけど、REG中にガレージで暴れる猿を見て20年越しにやっぱりイラっとしたので、この台の一番語るべき部分はやっぱそこだと思ってます。

なに3連目のベル外した時にラッパ吹いとんねんこの猿……。


(C)タツノコプロ
(C)BANPRESTO

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