皆さん、こんにちは!ジェイさん@発信する遊技機クリエーターです。
今回は1月6日にリリースされた『L サラリーマン金太郎』について、開発者視点で気になるポイントをお話しします。
本機の大きな特徴は、4号機で人気を博した『サラリーマン金太郎(2001年)』から受け継がれたAT「金太郎チャンス」中に活躍する「シングルボーナス(SINGLE BONUS)」を搭載している点です。
4号機時代の「シングルボーナス」とは?
4号機『サラリーマン金太郎』に搭載された「シングルボーナス」は、1ゲームだけで終了する特殊なボーナスでした。
シングルボーナス入賞時に4枚、ボーナス消化(1枚掛け)で15枚の払い出しがあり、この1セットで純増15枚を獲得できました。
進化した「シングルボーナス」の仕組み
現行の『Lサラリーマン金太郎』でも「シングルボーナス」が登場しますが、こちらは内部的な仕組みがかなり異なります。
4号機時代は「役物(リアルボーナス)」として実装されていましたが、6号機では以下の役で疑似的に表現されています。
- 順押しで出る共通チェリー役
- 変則押しで出るAT役のこぼし目
- 押し順で出るリプレイ役
開発者の工夫が光る! 打ち手のメリット
AT「金太郎チャンス」中のシングルボーナス成立時の多くがAT役となっており、AT役の押し順不正解出目がシングルボーナス入賞目となっています。
ここで面白いのは、押し順正解の場合、そのまま15枚払い出しが獲得できる点です。この場合はチェリー回数(シングルボーナス回数)が減算されません。つまり、押し順を正解し続けることで、ナビ回数を減らさずに出玉獲得が可能となります。
この仕組みにより、4号機時代のAT純増にこそ及びませんが、押し順正解による「おまけ」を重ねることで、実質的な1ナビあたりの純増を上乗せできる工夫が施されています。
また本機は、リアルボーナスであった4号機と違い、疑似ボーナス(疑似シングルボーナス)であるため、ボーナス(BIGやREG)が期待できるチャンス目後にシングルボーナスが入賞してもボーナスの可能性が残されている点も嬉しい進化ポイントです。
6号機から遊技を始めた方にとって、「シングルボーナス」という概念は馴染みがないかもしれません。しかし、本機のシングルボーナスの仕組みを理解することで、AT「金太郎チャンス」をより熱く、そして楽しく打つことができます。
本機は4号機の人気機種を現代の規格で再現しながら、新たな遊技性も付加した機種です。6号機ユーザーにとってはその他のAT機と大きく変わった打感に感じると思いますので、ぜひシングルボーナスの仕組みを意識しながら遊技を楽しんでみてください!
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©本宮ひろ志/集英社/FIELDS
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