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今はなき種別「権利モノ」―その歴史には数多の大ヒットマシンが存在した!【PLAYBACK/パチンコ進化論 権利モノ①】

「権利」獲得で大当りする一撃を秘めた独特のスペック!!

※当該記事は2017年発売の「パチンコ攻略マガジン」誌上の企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。また白黒の写真が中心となりますが、ご了承ください。

「パチンコ攻略マガジン」誌上にて2016年7月より連載が開始されていたのが「パチンコ進化論」。2016年までのパチンコの歴史、その細部にまで焦点を当て、紐解いていく企画となっていました。そして今回、その誌面記事をWEB上に完全再現! あらためてパチンコの歴史を確認していきます!!

第16回目となる今回のテーマは前回の「ハネモノ(旧第2種)」に続き、「権利モノ(旧第3種)」。種別撤廃により正式な権利モノはホールから消えてしまいましたが、そのゲーム性や出玉感を踏襲した機種は現在も登場し続けています。はたしてそんな権利モノは現在にいたるまでどのような進化を遂げ、変化してきたのか、その歴史をアレパチ(アレンジボール)も含めまとめて紐解いていきます。


ポスト「一発台」として台頭する!

「風適法」施行によってパチンコの種別が第1種(デジパチ)、第2種(ハネモノ)、第3種(権利モノ)と定められる。第3種の始動口はほぼスルーチャッカー、権利発生口に入賞で権利が発生。

権利モノ登場初期は役モノ内V入賞で権利発生→権利ポケットが作動し入賞するとアタッカーが開放といったゲーム性で、権利ポケットへのオーバー入賞でパンクも頻発。出玉感は普通機とハネモノの中間くらいが多かった。やがて役モノがデジタルに、権利ポケットが回転体へと進化してスタンダードなスペックを確立、大量出玉を獲得できる機種が続々誕生することに。

1990年の規制で一発台の設置・製造が禁止になると、大量出玉を獲得できる権利モノが“ポスト一発台”として脚光を浴びることになる。

90年代初期、「ポスト一発台」として大量出玉獲得を望むファン人気を支えた第3種・権利モノは、デジパチの連チャン機やハネモノに次ぐ文字通りホール内第3勢力を形成。「ダイナマイト」「ソルジャー」「ラプソディ」といった爆裂機の登場も人気に拍車をかける要因だった。

 

「ダイナマイト」は小当り3後に7で当たれば連チャンモードへ。「ソルジャー」は初当り時1/8で連チャンモードへ(3・7揃いまで)。「エラー打法」の攻略法も。「ピンボール」は大当り中デジタルを回して中出目に奇数を出す連チャン打法や確変仕込みのモーニングもあった。

今回はここまで! 次回もお楽しみに!!


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