
「eフィーバー炎炎ノ消防隊2」打ってきた!

LT3.0になっても相変わらずのタコ負けが続くパチンコライタージャイロが新台を語るコラムのお時間です。
ラッキートリガー3.0の代表選手みたいな存在の「eフィーバー炎炎ノ消防隊2」。2日に渡り打ってきた。
結論から言うと、こいつはロングランもいけるだろう。
個人的には紅丸ver.よりシンラver.の方が打ちたいんだけど全然設置がないから紅丸ver.を打ったんだが、紅丸ver.はシンラたちが弱すぎる。すぐ帰宅する(即落ちする)んだわ……だらしねぇ。まあそこらへんは後で話させて欲しい。
実は、導入前は「これ、もしかしてダメじゃないか?」って懸念があったんだ。
ネットとか見た感じ、「初代そのまんまの演出構成」に見えたからな。鎮魂SPが3種類+紅丸なのも同じ、エピソードSPも同じ。ロゴフラッシュ、役物落下、順目逆順目等も同じだ。ここまで同じだとすぐ飽きられやしねえか、って思ったんだよ。
だがな、打ってみたらそれは杞憂だった。もともと炎炎はバランスもバッチリだから、初代をしっかり踏襲してたら面白くなるんだよな。演出の見た目は新映像に更新されているものの、バランスに関してはまんま初代のように感じられた。多く語ることはない。
「一発の重み」でぶち抜く台

図柄揃いは1/399と重いが、1/319だった前作は当てたあとに50%を2回通す必要があった。なのでトータルで見るとRUSH自体は今作の方がかなり軽い。この点も打ってて楽しいところだ。
注目すべきなのがRUSHの性能。転落バトルタイプで、大当り1/2、転落小当り1/5.3で継続率は約73%。初代も約73%だったと思うから、バトルも初代のイメージでそれなりに継続するんじゃねえかと思ってたんだ。思ってたんだが、感覚がバグってたようだ。マジですぐに倒れるのである。すぐに左打ちに戻るのである。全然出ねぇじゃねえか、と憤ったのは言うまでもない。
でもな、スペックを見れば最初からわかることだったんだが、この台は「連チャンで出す台」ではない。「超炎上BURST」の一発の重みでぶち抜く台だ。大連チャンに期待しづらいからこそ、少ないチャンスで大きく出玉を伸ばさなきゃならない台だ。だから1500個では物足りない。RUSHを取るたびに毎回のように超炎上BURSTにぶちこまないと出玉を伸ばせないのだ。
青ランプばかり出てくる理由

超炎上BURSTへの突入率は詳細不明だが、メーカー公式には内部で3つのモードがあると書いてあって(「パチマガスロマガ責任編集」らしいが笑)、自分は「白ランプ(一番超炎上BURSTが出にくいモード)」が選ばれやすいと予想してたんだ。当たり前だろ?
だがホールでは、周りを見ても超炎上BURSTに入っている台が多いし、自分の台も青ランプ(1/2で超炎上BURST)ばかりだから、「むしろ多くが一番いいモードに突入しやすいのか? それだと甘すぎないか?」っと混乱していた。
それにはどうやら「からくり」があったようだ。追加情報によると、紅丸ver.だと初回は99%が内部青ランプになるようだ(ランプが白や緑でも大当りの1/2が超炎上BURSTになる状態)。紅丸ver.は継続率的に平均3~4連程度だから、そのうちの1回目が確定で内部青ランプなら、ショボ連時の青ランプの割合は高くなるし、超炎上BURSTにも入りやすく感じるよなあと。自分の台は即死ばかりだったから、そりゃ青ランプだらけになるよなあとww
こんなホールでの経験からも「初回優遇」システムは納得だ。
これはなかなかというか、凄く良い。これだけでロングランを予感させるくらいだ。
RUSHを取りさえすれば最初は青ランプ状態が約束されてて、どんな投資すら跳ね返す可能性を秘めた超炎上BURST獲得の大チャンスなのだ。この情報によってRUSH突入の価値が大きく上がり、通常時も間がもつようになる。超炎上BURSTが身近に感じられるからね。
ただ、初回優遇ってことは、裏を返せばその初回で超炎上BURST&上乗せを取れないと物足りない出玉で終わりやすいってことでもある。勝負はRUSH初回にかかってるんだ。その初回で4連続転落なんてさせてる自分はそりゃボロ負けするわな。
なお、自分の実戦では全員のバトルを一通りやったが、全員初回で帰宅(即落ち)するだらしなさで、どいつが一番面白えのかもわからずじまいだったから、「お前ら消防隊員辞めたらどう?」くらいに思ってたんだが、この情報を聞いてからは、「消防隊員のみなさん、せめて初戦だけでも勝ってくれ……」って思えるようになったよ(笑)。
一味違う!「一撃デカめ」の転落タイプ
この紅丸ver.のような、2連チャンで2万発、3万発も可能なほど大きな出玉を得られるポテンシャルがあるが、継続率の低いLTは、現在ホールの主役である東京喰種やエヴァ、番長と差別化が出来ていて良いと思う。超韋駄天のような連チャン率が高いが出玉は少ないタイプはあったが、こういう「連チャン率はそこそこだが、一発にめちゃくちゃデカイのを期待できる」ってのは斬新だ。
ただし! その分即落ちも多く……即落ち連発するとこの世のすべてに嫌気が差す。マジで差す。それを4回連続で食らったww このコラムではさんざんロングSTを叩いてきたが、転落でもやっぱり即落ちしたら腹立つわww
ただ、RUSHに入った時点での胃への負担は転落の方が軽い。ロングSTは「何かを当てないとならない(しかも1/95とか1/99を)」ってプレッシャーでRUSH突入直後からストレスマックスだが、転落タイプは「何か当たってから死ぬ」。言い換えれば何か当たるまでは死なないから「ダメフラグ引かなきゃいいんだろ、とりあえずチャンスは貰えるからなんとかなる」とは思えるんだ。
炎上バトルで4人のうち誰を選ぶかだが、さっきも言ったように全員で即落ちしただけだから何も言えない状態だ。あとは右打ちこそ先バレを入れてもいいかもしれない。負けすぎてバトルが嫌になったらもうそれでいいと思う。俺は次のRUSH中は先バレで遊ぼうと思うほどバトル恐怖症になってるからな! 入賞時に決めて安心したい。負けるところしか見たことない怖くて見てられないくらい追い詰められている。
そんなタコ負け状態だがまだまだ打ち込んで謎に包まれた内部仕様を推測していきたいとは思っている。バトルが怖すぎるけど、そろそろ超炎上BURSTきてくれよな……!
(C)大久保篤/講談社
(C)大久保篤・講談社/特殊消防隊動画広報課