
※秋山良人の過去連載まとめはコチラから。
一生に一度のお祭り騒ぎ
令和7年7月7日という全国のパチンコ・パチスロユーザーなら参加するしかないお祭りに参加してきました。
普段の秋山であればスルーしていたであろうイベント日、ありがたいことにお仕事を頂戴したので顔を出して他のユーザーさん達とワイワイキャッキャしてきました。結果はお祭り気分を味わっての軽傷だったので大満足でしたが、その後のSNSを見ていたら悲しい気持ちになりました。この日に頑張るか頑張らないかはホールさん次第なのに、出さないホールはダメだみたいなことを投稿しているユーザーさんや業界の方がチラホラ…。秋山としてはユーザーさんが吠えるなら気持ちは分かりますが、業界の方々はホールさんの懐事情や、戦略なども理解して吠えているのか不安になったので、今回は全部を理解したうえで秋山は恥ずかしいからやりません的なお話です。
まず始めに…ここからは秋山個人の意見であり、そういう方への苦言ではないので悪しからず。
それでは得意の湾曲した極論から綴らせていただくと、毎月6日や8日が旧イベ日のホールさんは7日を押さえて6日や8日に準備をしているかもしれませんし、もしかしたら7月8日が周年日かもしれないし、何なら364日出しまくりで、7月7日だけ出さないホールなのかもしれないわけで…必ずしも7月7日に出す必要はないと思います。
そういう様々な事情がある中で、ホールさんからお仕事をいただいている側の秋山は7日に出さないのはダメだとは口が裂けても言えません。もっと言うなら出す出さないはホールさんの経営戦略なので部外者が口を出すなんておこがまシーボルトで日本に西洋医学を広めてくれてありがとうなわけで、口を出すなら自分でホールを経営して7月7日に爆出ししてから言えばいいのにと秋山は思います。もちろん、炎上商法でインプレッションと知名度を稼ぐ作戦なのは重々承知していますが、諸事情で出さなかったホールさんから「使われる側の存在なのにあいつは何だ」って思われたら損すると思うんですよね。
内情を知っている人間からすると…
秋山の親父の叔父貴にあたる大崎の御大も「業界に詳しくなればなるほど悪口が言えなくなる」とおっしゃっていましたが、ロンリーウルフのハイエナでホール内をマグロのように回遊し、ハヤブサのような目でデータ機を見て、キリンのように首を長くして空き台を待ち、脱兎のごとく期待値に滑り込んでいた一人動物園こと秋山も、ユーザーの時は出さないホールが悪いし、つまらない台を作るメーカーが悪いと吠えていました。ただ、業界で過ごす時間が増え、ホールさんやメーカーさんのお話を近い距離で聞く機会があり、出したいけど出せない事情や、今の厳しい規制の中で面白い機種を作ろうとしている想いなど様々なお話を聞く度に、ユーザー心理に漬け込んで業界からお金をもらう立場でありながらユーザー側で声を上げるのは卑怯だし、逆に愛がないと秋山は思いました。
いかがだったでしょうか。人気の来店演者を作るのは至極簡単でどんな素人だろうが、来店した日に全台全⑥の営業をしてくれるホールがあれば、その演者さんの日は毎回多くのユーザーが集まり話題になり人気になるはずです。これは逆も然りで全①で抜いていたら演者さんも人気は出ないと思います。分かりますよね。例え今人気の演者さんでもホールが毎回全①で抜いてしまったら…これ以上は言わぬが花さか天使テンテンくんで小栗先生大好きですってことなわけで…。もちろん、設定などは関係なく動画などで人気の方々はこれにあらずですが…。
最後になりますが、お笑いコンビユニバースの川瀬名人がオンカジをやっていた人達が歓迎ムードでオンカジもやらずに真面目にやっていた芸人が無風の現象をなんて呼べばいいと言っていましたが、まさにそれで、毎回遅刻するヤツがたまに遅刻しないと褒められて、遅刻しなかったヤツが一回遅刻しただけで怒られるという謎のシステムの中で生きている我々は、賢い人は悪目立ちからのたまの善行で評価を上げ、真面目は真面目にしているだけでは日の目を浴びない世の中なので、行動力がある人はガンガン悪目立ちするべきだと思います。
秋山は自分の立場を理解し、どこかを傷つけることで自分の評価を上げるような生き方は恥ずかしくてできないので、今後もこぢんまりとここで想いを綴ろうと思います。