現在ホールで活躍している数々のシリーズ機。そのすべてに数多の前身機が存在し、そこから各シリーズ機へと人気マシンの遺伝子が後継機へと受け継がれている。

となれば、気になるのはそのシリーズ機の起源（ORIGIN）となる「初代」マシン。はたしてそこからどう発展し、現在の最新マシンへと変貌を遂げて来たのか。

この「名機 the ORIGIN」ではそんな「初代」マシンにスポット！　最新の人気シリーズマシン、その元祖となる機種を知ることで最新シリーズ機をより深く理解し楽しめる…はず!!

4号機終盤、そのゲーム性とキャラクターで人気マシンとなったのがパチスロ「秘宝伝」です。そしてそれから5年、待望のパチンコが！　それが2011年5月に登場した「CR秘宝伝」で、本機がパチンコ「秘宝伝」シリーズの初代マシンとなります。

スペックはMAXとミドルの2タイプ（のちに甘デジも登場）で、突入率100％のSTを搭載。突然確変や潜伏確変も存在し、それらを組み合わせることでパチスロの興奮に近いゲーム性を再現していました。また優秀な右アタッカーを搭載しており、効果激高の止め打ちとあわせ大幅な出玉増を狙える機種としても人気を博しました。

そんな本機の核となるのが3種類のゲーム性を選択できるST「伝説モード」。初当り後はST「高確率」へ一旦突入、そこで大当りすると伝説モードへと移行する仕様となっていました。

その伝説モード中、共通の激アツ演出となっているのが「バトルリーチ」。対戦キャラと内容で信頼度が大きく変化する仕様で、MAX信頼度なら90％オーバーに！　予告では秘宝伝おなじみの神の声演出も存在しました。

その他のアクションについては上記の通り。

パチスロでは重要なポイントとなる「目玉」は役モノとなっており、スーパー発展時に作動すれば激アツの合図に！　パチンコならではのストーリーリーチへと発展すれば手に汗握る展開が待っていました。

また大当りラウンド中にはこれまたパチスロを彷彿させるリールが出現。7揃いすれば保留連チャン濃厚と、パチンコ「秘宝伝」独自のアツさを味わうことができる仕様となっていました。

そんな初代マシンを経て、その後しばらくはパチスロのみ続編が登場する状況に。待望のパチンコ後継機が登場したのは2017年9月の「CR秘宝伝 秘められし時の鼓動」となりました。本機は2400発搭載のライトタイプ。初代マシンとはまた違ったゲーム性となっており、ツボにハマったときの一撃はライトとは思えない威力を秘めていました。しかし、その後パチンコでのシリーズ機は登場せず。パチスロでは長く愛されているシリーズ機だけに、またパチンコでもその世界観が味わいたいと思っている人も多いはず。続編の登場を心待ちにしましょう！

©DAITO GIKEN,INC.