
真顔で甘デジ打ってると思うよ!
※過去の「それはきっとこういう事情」はコチラから!
チワッスあしのです。
パチンコ・パチスロに纏わる答えの出ない疑問になんとなく形を与えるこちらの企画、今回のネタは「1時間も並んで台を確保出来なかった人ってどういう気持ち?」というもの。
あ~、これね。パチスロやってて一番嫌な瞬間がこれですわ。
例えばリニューアルで自分が最後尾近い所で並んでて「これどう考えても20スロの設置台より多い人数居るけど大丈夫か?」って思うんですけど「打ち切られてない以上は多分大丈夫なんだろうな」と判断して並び続けてる時とかね。
蓋を開けてみりゃ全然大丈夫じゃなくて5スロスタートになったり、パチンコスタートになったりとか。みなさん経験あると思います。
これ入場が並び順だった昔は本当によくあって、4号機時代とかは「AT機打ちたい」「AT機なら何でもいい」「最悪ストック機でもOK」とか思って鼻息荒く並んで気づいたらパチンコの「ナナシー」を無言で打ってる事とかよくありましたよね(そして負けるという)。
最近もパチとスロの並びが別れてない店では普通にパチンコスタートになる事はありますが、これもリニューアルとかでガッツリ人が多い時なんかは気づいたら甘デジに座らせられてたりとか、「何のために長時間並んだんだ!」と憤懣やる方ない気持ちになったり。
そういう時に潔く「帰ってスト6やろ」みたいな判断ができるのは賢者だからこそでありまして、その他大勢の一般的な人々はだいたいにおいて「仕方なく甘デジを打つ」という選択をするもんなのです。
これは言わずもがな回れ右して帰ると「並んだ時間」という投資を惜しんじゃうから。
そう。かの有名な「コンコルド錯誤」に陥るからです。
たぶん知らん人はあんまいないと思うのでこれ自体は解説しませんけど、これは実はパチンコ・パチスロで勝ちマインドとされる「期待値稼働」との相性がめちゃめちゃ悪いと俺は思ってます。
期待値という目に見えないモノを追い続けた結果バカみたいに投資が嵩み、やがて引き返せない所まで。なおも泣きながらサンドに万券をぶち込むというのは、これはもう元祖コンコルドの社員が見ても「わかる~」と深く頷く所でありましょうや。
で、打ち手の心理的には投資の総額に並び時間も勘案されてます。なぜなら金だけではなくて「時間」もサンクコスト(埋没費用)なので。当然打ち手としてはそれ込みでのリターンを期待するわけですね。
つまり1時間並んだ時はもう「1時間の並び」という投資が発生してるんで、そこで狙い台が打てないとなっても引き返せないんですよ。
結果、どう見ても回らない甘デジに着座して無駄にお金を入れてしまうんです。
パチ屋さんの「朝イチの稼働」というのは多分これ込みで重要な時間であり、店はここの稼働を上げたいからこそ良くわかんないスロ系女子を呼んだり、特定日煽りをしたりするわけですね。はい謎は全て解けた!
で、今だったらスロの設置台よりお客が並んだらもうそれは店の勝ちです。甘海まで埋まったら大成功も大成功。濡れ手に粟の素敵なお仕事開始! ラッキースタートです!
というわけで今週のネタである「1時間も並んで台を確保出来なかった人ってどういう気持ち?」に対応する答えがこちら。ドン!
真顔で甘デジ打ってると思うよ!
はい今週はここまで! また来週~!