
チワッスあしのです。
パチンコ打ってると謎が謎を呼んで意味が分からねぇとかそういう事象によくブチ当たりますが、それらを丸っと丸めてなんとなく飲み込むこちらの連載。
今回は「ガイドとマガジンって、昔はメチャクチャ仲悪かったよな? 今じゃ普通に共演とかしてるけど、なんで?」というネタです。
これ何回も言いますがネタ考えてるの俺じゃないのでそこはチェケラでお願いね。
はい「ガイドvsマガジン」が不仲だったというのはいにしえの書物とかにも普通に書いてあったりするんですが、実際どうなんですかね。
俺は職業柄、マガのひとにもガイドの人にも会いますしインタビューの仕事なんかでも両方から当時の話を聞いたりするんですけど、実はそこまで「仲悪かった」みたいな話は聞かず。
正直、同じ媒体内の不仲話のほうがインパクトがあってそればっか覚えてるという(笑)。
なので両誌が仲悪いイメージというのはそんなにないんですね。
俺が外様なので色々オブラートに包まれてるだけの気もしますけど、それでもおそらく、実際は俺たちが思うほど険悪だったわけじゃないのではないかなと思ってます。
というわけで当時を知る人に話を聞いてみましょう。
こちら「パチマガスロマガFREE」編集のKさん。どうでしたかその辺は。
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パチンコ・パチスロ攻略誌としてライバル関係だったことから、昔(主に90年代)はネタをパクって掲載したとか、記事内容の間違いを指摘しあったとかで、たしかに関係は険悪でした。
バラエティものの原稿とか編集後記でも、面白おかしく互いの悪口を書き合ってましたね(これは主にマガ側が悪かったような記憶があります…スミマセン)。
ただ、今でこそ「昔はバチバチだった」なんて表現されることが多いですが、個人的にはやや誇張気味にも思えます。まぁ、その方が構図として面白いってのもありますし。
実際は面と向かって喧嘩するなんてことはなく、せいぜい新台のデータ取りとかでたまにパチ屋で出くわした際、あえて目を合わせないとか、挨拶すらしない、とかそんな程度。
自分の知る限りでは暴力沙汰はもちろん、言い合いになったことすら聞いたことないです。
が、やがてCS番組等、媒体が動画にシフトしだすと、お互いイヤでも顔を合わせて共演せざるを得なくなり、中には普通に仲良くなる人なんかもいて、いつの間にか垣根を超えていたって感じでしょうか。
今思うと、なんだかんだ言いながらもリスペクトがあったんじゃないかと思ってます。反応してくれると嬉しかったし、それを含めて楽しんでいたというか。
正直、ガイドが嫌いとか、ムカつくとかは、一切なかったです。むしろ毎号楽しみに読んでました。
でも、こういうのが読者のツマミになり、今でも皆さんの印象に残っているのなら、結果的にはそれで良かったのではないでしょうか。
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ンーなるほど。
そう、ガイドのかたに話を聞いてもだいたいこんな感じなんですよね。
ちょっと今回ガイド側ひとの話もシレっと載せよう思ってたんですが諸々間に合わず。
ただ、Kさんの仰るように「仲良くはなかったけど世間が思うほどではなかった」という意見で多分一致してると思われ。
じゃあなんでそんなに仲が悪いイメージなのかというと、これは多分ですが当時のパチンコ雑誌を作ってた方々(攻略ライターさん・誌上プロ・編集さんを全部含む)が、今より尖っていたからではないかと思います。
今よりだいぶアウトロー気味だった
この辺はどう書くのが良いのか判断に迷いますし俺が勝手にそう思ってるだけでエビデンスがあるわけではないんですが、当時、雑誌を作ってた人って今より(いい意味で)意固地だったと思うんですね。
要は、パチンコライター・パチスロライターとはこういうものだ、みたいな「観」があって、それに自分を合わせて行動を律してたフシがあります。
これはあくまでも色んな人に聞いた話を総合した結果そう思うというだけで誰がそう言ってたとかはないのですが、その「観」のなかのパチスロライター(誌上プロ)というのは、いまのライターよりだいぶアウトロー気味でしたし、あまり馴れ合いなどを好まない、寡黙でかっこいい男だったんじゃないかと思います。
で、初期は結構そういうキャラだったのが、だんだんフランクになっていってそして現在に至る! みたいなキャラの変遷を辿ってる方が結構おり、そして俺はそういう人に会うたび「想像してたよりずっとやさしい!」となります。というかほとんどの人が高確率でそうなる。
考えてみれば当たり前なんですけど、やっぱ誌上の自分とホントの自分はどっかで乖離がある。
んでその乖離は時とともにちょっとずつ減っていくもので、どこかで「誌面の自分」と「ホントの自分」が重なり始めるものだと思います。なのでデビュー当時は今とぜんぜんキャラ違うやんけという人も沢山いるんですね。
んでそのぜんぜん違うキャラ時代に「あるべき姿」としていたライターの姿というのは、多分ですが「他誌とバチバチやりそうな」そういう危険な香りを放つ男だったのでしょう。
具体的に誰、とかそういうのではなく、「ギャンブルに纏わるライター」という「観」の話です。
ここではこれを「理想X」と名付けますが、色んな人に話を聞く限り、どうも当時はこういう正解があって、みんな「理想X」の姿からあまり離れないように気をつけてたと思うんですね。
したがって、マガとバチバチだったのはガイドの、そしてガイドとバチバチだったのはマガの「理想X」なんです。
何言ってるか分からないと思うんですが、要は「実際にバチバチしてた」というより、バチバチしてるように見られたかったからそうなった、のではないかと俺は思います。
まあ実際はホントにバチバチしててみんな嘘ついてるだけかもしれませんが、とりあえずこの話はもうちょっと色々調べてから一年後くらいにまた書いてみようと思います。
とりあえず今回のお題「ガイドとマガジンって、昔はメチャクチャ仲悪かったよな? 今じゃ普通に共演とかしてるけど、なんで?」に対応する俺の答えはこちら。
あまり答えになってないかもしれんけど「バチバチしてるほうがなんかかっこいいじゃん!」でお願いします。
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