はじめに
虚心坦懐のGoing Underground、第117回。
今回は、朝イチ入場方法の変遷について。
現在は、入場抽選を受けてその番号順の入場と……というのが主流でしょうか。
しかし、平成初期は違いました。当時のホールは軒並み完全先着順で、入場規制なんてほぼ無かった無法地帯。虚心周りのネタ系プロなどは、攻略の効く新台を確保するため、腕っ節に自信のある並び人を雇っていたりしたこともありました。
今回は、そんな昔のパチ屋のお話をしていきたいと思います。
昭和から平成初期の朝の入場
この時代は、以前、当コラムでも紹介したモーニング(→リンク)が存在したため、朝イチの台の奪い合いは相当凄まじい時代でした。上述通り入場の順番など無かったため、開店と同時に客が店内になだれ込む感じでした。
こと新装初日となると、客の圧でお店のドアに挟まれる人や圧に耐えきれずドアが外れたり、転んだ客が後続の客に踏まれたりなど、一歩間違えば大事故になるようなことが日常茶飯事でした。
そして、折角押さえた後の台確保も異常で、煙草やライター等で台を確保しても、怖い輩がそれを捨てて打っていることなどもしばしば。虚心の地域でもその強弱の差はしっかり根付いていて、
老人<一般客<ピンのプロ<ヤンキー<チンピラ<プロ集団<反社<Kの関係者
と言った感じでした。とにかく、知人のKが一番強かった(笑)
平成半ばからの入場
しかし、そんな流れも2000年を過ぎたあたりから変化しはじめ、グランドオープンの際には抽選となるホールも出てきました。某都内のパチンコ「CR新海物語」しか設置のなかったホールのグランドオープンの際、地方から来た人が抽選と知らずに前日から並んでいて、職質を受けた方もいましたね。
そういう流れで、その後、新台開放なども抽選するようになり、今では入場抽選をするホールが主流となってきたのです。
まとめ
本当に、今は朝の並びも平和になりましたね。実際、昔ほど恩恵が無くなったというのもあるでしょうが…。昭和から平成初期の新装開店などは半年に一回程度の上、夕方開店とかが多く、台さえ確保できればほぼ勝てるみたいな部分もありましたからね。
その意味では、今の新装開店は死にそう回転と揶揄されるのも、仕方がないでしょうね(笑)。
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