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昔は本当にあったパチ屋の凄いこと② 『ガセ札』

昔は本当にあったパチ屋の凄いこと② 『ガセ札』

はじめに

虚心坦懐のGoing Underground、第105回。

 


 

昨今のパチスロでは、液晶の演出を用いて打ち手に設定を推測させる設定示唆演出が台自体に搭載されているものもあります。しかし、そんな機能がなかった時代なのに、打ち手が設定を知ることができたホールも数多くあったのです。それが、設定確認というイベントでした。店員さんが設定キーを挿して回すことで、セグに設定の数字が出され確認できたのです。

しかし、これは禁止となります。すると、それに代わって隠語を介して設定示唆する札を使用するホールが全国的に流行し始めました。

今回は、実は、詐欺まがいのことをやっているホールも多く存在した設定示唆の札のお話を曝露していきたいと思います。

設定公開の隠語札

虚心の地域で最も多かったのが、海物語のキャラクターを用いた設定示唆の札でした。内容は以下の通り。

【隠語札】

タコ→設定1以上 サメ→設定4以上

フグ→設定2以上 エビ→設定5以上

カメ→設定3以上 アンコウ→設定6

朝から台の上にこの札が刺さっていて、高設定なら数時間ごとに札が昇格するというパターンも多かったですね。そして、閉店間際の札が設定を示唆するという形態でした。札は、この他にも末吉や大吉、赤や虹といった色など様々な札を利用しているホールも存在しました。

実は、ほとんどのホールがガセだった。

今の機種と異なり、台自体に設定示唆の演出などないため、「獣王」等の設定のわかりやすい機種を除き、札通りの設定でないことがほとんどでした。

当時、よく連んでいた元パチ屋の店長に言わせたら、「こんな設定配分だと毎日赤字だから、営業できるわけがないに決まってるじゃん…」と笑っていました。また、知人店長も、低設定でも大当り回数が付いたらアンコウ札を閉店1時間前くらいにぶっ刺していたそうです。

まとめ

当時、一般ユーザー的には夢のような存在であった通称「エビアン」(設定56)も、実は設定3とか4だった可能性が高いのです。虚心達が札の信頼度を調べた感じ、信頼度は40%程度でした。今のパチンコの先バレ程度ですね(笑)。ただ、さすがに5、6を謳っての設定1は少ないため、多少有利に立ち回れました。

そもそも、本部が設定6の使用許可を下ろしていない(←笑)ハズの某ホールチェーンではアンコウ札がガンガン刺さっていましたからね(笑)。

怖いプロの方が「確認させろ!」と言って、めっちゃ揉めていたこともありましたから…。そういえば、「タコ」の札の刺さった「旋風の用心棒」を、確変札と勘違いしたのか朝から打っていたおじいさん居たなぁ~。夕方に「大KC目」引いてめっちゃ出てたけど…(笑)。

※本稿に記載した内容は、ライター虚心坦懐の独自の見聞に基づくものです。

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