
LT3.0プラスとは
令和7年7月7日より、いよいよ解禁となるLT3.0プラス(ラッキートリガー3.0プラス)。
聞いたことはあるけど詳しくは知らない、なんて人も多いかもしれません。
このコラムでは
・LT(ラッキートリガー)の基本概念
・LT3.0になると何が変わる?
・LT3.0プラスのプラスって何?
・LT3.0プラス完全対応機「eフィーバー炎炎ノ消防隊2」のスペック紹介
以上の内容について徹底解説!
正しく理解して、新世代のパチンコを100%楽しんじゃいましょう!
LT(ラッキートリガー)の基本概念
・大量出玉に期待できる新機能
・総量規制の緩和で実現可能に
・(今までは)1/199以上のスペック帯が中心
ラッキートリガーとは2024年3月4日より全国導入が開始されたパチンコの新機能。
読んで字のごとく、ラッキー(幸運)のトリガー(きっかけ)となる、上位RUSH的な超嬉しい大当りのことです。
総量規制(RUSH突入時点での払い出される期待出玉の上限)は従来どおりの6400個未満ですが、一定の条件を満たせば一部分において9600個未満に上限を引き上げることが可能。
また、上記の「一定の条件」や「一部分」の緩和をもってLT2.0やLT3.0と呼んでいるのです。ラッキートリガーのバージョンみたいなものですね。
ラッキートリガー:突入時の期待値を9600個未満まで認められた上位RUSH(のようなもの)
LT3.0になると何が変わる?
LT1.0~LT2.0~LT3.0の緩和の変遷が下の表になります。
LT(ラッキートリガー)搭載の条件 | |||
内容 | LT1.0 | LT2.0 | LT3.0 |
初当りを含む 獲得出玉期待値 | 3200個 未満 | 3200個 未満 | 6400個 未満 |
獲得出玉のうち LTが占める割合 | 全体の 1/2以下 | 全体の 2/3以下 | 全体の 4/5以下 |
総量規制 | 9600個 未満 | 9600個 未満 | 9600個 未満 |
Cタイム搭載 | 不可 | 不可 | 不可 |
対応遊技機 | P機・e機 | e機のみ | e機のみ |
3.0での大きな変更点はふたつ。
出玉のうちのLTによる獲得出玉が占める割合が2.0の2/3から3.0では4/5となったことでLT突入率をさらにアップすることが可能になりました。
また、初当りを含む出玉の期待値の上限が3200個未満から6400個未満となったことで、いわゆるチャージ当りを搭載しなくてもミドルスペックの台を作れるようになりました。
今までは初当りの平均出玉が3200個未満となるとミドル以上のスペックでは激辛台になってしまうので出玉の少ない大当り(チャージ)を搭載することで平均出玉を3200個未満に落としている台が多く見られましたが、6400個未満になったので図柄揃いを399や499など1/349未満にしたい場合以外はチャージを使う必要も無くなったというわけです。
出玉の総量は同じなのでトータルで見た出玉的には変わりませんが、LTがより近くなることにより心理的なハードルが下がったり、タイパ的な面でも打ちやすくなるでしょう。
実際にどのくらいのアップなのか、「(初当りを含む平均期待出玉×LTが占める割合)/LTの期待値」で突入率を求めることができるのでLT2.0とLT3.0それぞれの限界出玉時の突入率を見てみると、
◆LT2.0 初当り平均出玉が最大値の場合の突入率
(3199×2/3)/9599=0.222(約22.2%)
◆LT3.0 初当り平均出玉が最大値の場合の突入率
(6399×4/5)/9599=0.533(約53.3%)
このように大幅アップが見込めます。初当り確率はミドル帯になりますが、チャージ当りに水を差されるようなこともなく、大当りすればLTを強く期待できます。チャージ分の出玉もLTの方に回すことでほんの少しですがLT自体を強化することもできそうです。
LT3.0の変更点:チャージを入れなくてもミドル帯で作れるようになり、LT突入率もアップ
LT3.0プラスの「プラス」って何?
今まで見てきたように「LT3.0」は出玉性能に関する仕様変更でしたが、「プラス」部分は時短に関する仕様変更です。時短の性能(開放時間)や回数を決定できる条件が従来機よりも多くなったことにより、簡単にいうと当選時の内訳の円グラフを従来の何倍も持てるようになりました。今までは通常時1個と右打ち中が1~2個の計2~3個くらいの機種が大半でしたが、LT3.0プラスはなんと、10個以上の状態(円グラフ)を搭載することも可能なようです。

上は従来機のごく一般的なスペックであるPフィーバーかぐや様は告らせたいの当選時の内訳。これの数が増えるとどうなるんでしょう?
KIBUN PACHI-PACHI委員会の動画「LT3.0プラス|令和7年7月7日、パチンコが変わる!」では以下のようなスペックがプラスの活用例として実現可能な一例に挙げられています。※以下の円グラフ画像は前述の動画より引用
①「CZ」を使ったゲーム性 その1

c時短を使って「CZ(チャンスゾーン・電チューの開かない微時短状態)」を搭載したパターン。通常時(低確率中)にc時短を引くと高確率に移行。高確率中にさらにc時短を引くと今度は25%でRUSH突入、残りの75%で超高確率に移行、超高確率中にc時短を引けば100%RUSHに突入というまるでスロットのようなゲーム性を表現することも可能です。自分が今どの状態にいるかを推測してドキドキするという新しい楽しみ方ができそうですね。
②「CZ」を使ったゲーム性 その2

こちらは初当り時の滞在状態によって継続率の振り分けが変化するゲーム性。高確率中に先バレが出たりしたら、いつもよりさらにアツくなれそうです。
③継続率が成り上がっていく新感覚RUSH

今までのふたつは通常時のお話でしたがこちらはRUSH中。下位RUSHからスタートして大当りするほどに中位→上位→最上位と継続率(時短回数)がランクアップしていくという夢みたいなシステムです。こちらも現実に作れちゃいます。そう、LT3.0プラスならね。この仕組みで、逆に100%→90%→80%とランクダウンしていく安定連チャン型も作れそうですね。
7月7日に導入されるLT3.0プラス対応機

LT3.0プラスの解禁日である7月7日に導入される機種のうち、早くも「プラス」部分にも対応できているeフィーバー炎炎ノ消防隊2 紅丸ver.&シンラver.。
LT3.0プラスのローンチタイトルとも言えるこちらの2タイトルのスペックを詳しくみていきましょう。
基本スペック
eフィーバー炎炎ノ消防隊2 基本スペック | ||
大当り確率 | 紅丸ver. | シンラver. |
図柄揃い | 約1/399.9 →約1/2.0 | 約1/399.9 →約1/2.0 |
炎炎チャージ | 約1/2186 | 約1/2613 |
大当り確率 | 約1/349.9 | 約1/349.9 |
転落小当り確率 | 約1/5.3 | 約1/7.9 |
ラッキートリガー 「炎上バトルモード」 | 紅丸ver. | シンラver. |
突入率 | 約52% | 約50.5% |
継続率 | 約73% | 約80% |
突入時期待出玉 | 約11000個 | 約11200個 |
上乗せ特化ボーナス 「超炎上BURST」 | 紅丸ver. | シンラver. |
仕様 | 4500個+ 3000個×50% 上乗せループ | 3000個+ 1500個×50% 上乗せループ |
突入率(白ランプ時) | 約14% | 約12.5% |
突入率(緑ランプ時) | 約33% | 約25% |
突入率(青ランプ時) | 約50% | 約50% |
当選時の内訳
eフィーバー炎炎ノ消防隊2 当選時の内訳 | ||
通常時図柄揃い | 紅丸ver. | シンラver. |
3000個 +炎上バトルモード | 約50% | 約50% |
300個+命の呼吸 チャレンジ | 約4% | 約1% |
1500個+時短無し | 約46% | 約49% |
LT中(白ランプ時) | 紅丸ver. | シンラver. |
超炎上BURST | 約14% | 約12.5% |
1500個 | 約86% | 約87.5% |
LT中(緑ランプ時) | 紅丸ver. | シンラver. |
超炎上BURST | 約33% | 約25% |
1500個 | 約67% | 約75% |
LT中(青ランプ時) | 紅丸ver. | シンラver. |
超炎上BURST | 約50% | 約50% |
1500個 | 約50% | 約50% |
超パワータイプの紅丸ver.とバランスタイプのシンラver.
eフィーバー炎炎ノ消防隊2は2スペックともに図柄揃い約1/399でRUSH突入=LT突入となる直LTタイプ。
最大の特徴は上乗せ特化ボーナス「超炎上BURST」で、シンラver.は突入時に3000個を獲得しそれ以降1500個が約50%で上乗せループ、紅丸ver.は突入時に4500個を獲得しそれ以降3000個が約50%ループする超強力なボーナスです。
紅丸ver.はこの超炎上BURSTの性能に全振りしたパワータイプ、シンラver.は超炎上BURSTをやや控えめにした分、継続率が約80%と超炎上BURSTを搭載していることを考えるとかなり高めになっています。
eフィーバー炎炎ノ消防隊2の「プラス」要素
注目して欲しいのが、当選時の内訳のLT中の部分。●ランプ時という見慣れない表記があるかと思いますが、これが本機の「プラス」の部分となっています。実は本機のLT中、超炎上BURSTの発生率は大当りを引くたびに変動しているのです。
大当り終了後の炎上バトルモード突入/継続画面表示時の約2秒くらいの間にボタンを押すと液晶上部の「炎炎」ロゴの色が変化します。この色が次回大当りした際の超炎上BURST発生率を示唆していて、表内の「ランプ」部分に対応しています。

青の時は言うまでもなくハンドルを握る手に力が入りそうですし、白で期待していなかったのにケツ浮き突入なんてしたらめちゃくちゃ嬉しいでしょうね。
なお、この発生率はハズレ出目や予告演出でも示唆されることがあるとか? 今までのパチンコにはなかった新たなゲーム性ですね。もしかしたら青ランプモード後は青ランプがループしやすいとか白ランプは連続しにくいみたいなモード移行の法則もあったりするかもしれません(筆者の妄想です)。
とにかく、この超炎上BURSTの突入率に関する仕組みが「プラス」部分というわけです。このプラス要素がLT3.0の作る出玉の波と直結してどんな体験をもたらしてくれるのか今から楽しみですね。パチマガスロマガFREEでは今後もeフィーバー炎炎ノ消防隊2シリーズおよびその他のLT3.0プラス機種について続報が入りしだいお伝えしてまいりますのでブックマークしてお待ちください!
