※当該記事は2015年発売の「パチスロ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。
集中役の爆発力が人気のトリガーになるも…
毎号お届けしているスロマガ創刊25周年の特別企画。今回からは、老舗パチスロメーカー5社が歩んだ歴史を順番に公開していく。
記念すべき第1社目は、誰もが知る人気メーカー「ユニバーサルエンターテインメント」(以下ユニバーサル)。今日の人気獲得に至るまでに、どのようなドラマがあったのか…各時代のヒット機種を紹介しながら、その足跡を振り返っていこう。
また、今回はこの企画に合わせてメーカーにも協力を依頼。これまで明らかになっていなかった人気機種の裏設定やボツ絵柄なども合わせて公開。最近パチスロを始めた人はもちろん、古参スロッターの方にも新たな発見や驚きがあるハズだ。
第2回となる今回は4年で終了した2号機&3号機時代を解説!
新機能を続々と搭載し2号機時代を牽引!
アメリカーナX-2やトロピカーナAなど、1号機の後継機が登場。後者はBIGボーナス非搭載の初Cタイプとして注目されたが、残念ながら大ヒットには至らなかった。
2&3号機時代はわずか4年で終了
2号機時代もユニバーサルの精力的な機種開発は続いていく。そんな中で先陣を切って登場したのが、アメリカーナX-2。この機種では今では当たり前となっているバックライトシステムを初搭載した事が話題に。ハナビやサンダーVの原型とも言えるフラッシュシステムがこの時代に確立されたのだ。一方のトロピカーナAは、業界初となるCタイプ。いわゆるBIGなしの集中搭載機として注目された。
しかし、世間では集中役の爆発力が問題視される事態へと発展。これが規定を見直すきっかけとなり、2号機時代は2年という短い期間で終焉を迎えてしまう。
続く3号機時代になると、アメリカーナマグナムが第1弾として登場した後、コンチネンタルシリーズがヒットを記録。中でもコンチネンタルⅢはBIG・REGの他に「セブンラッシュ」と呼ばれる集中役を搭載し人気に。…しかし、当時は裏モノが市場を席巻する異常な状況。正規のゲーム性から逸脱したマシンが大量に出回る事に…。
この事態を重く見た日電協は、全国にあるパチスロの主基板の改修・点検を行った他、4号機への準備が進行。2号機と同様に3号機もわずか2年で幕を下ろした。
裏モノの蔓延が社会問題に…
当時はホールにある台の9割が裏モノと言われた時代。射幸性の高い台を求める打ち手の需要があったからこそと言えるが、これが業界の未来にとってプラスになるハズはない。結果、日電協主導による基板の改・点検騒ぎへと発展していった。
※当該記事は2015年発売の「パチスロ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。
今回はここまで! 次回(5月7日更新予定)は社会現象にもなった4号機初期の歴史に迫る! お楽しみに!!
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