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【パチスロ名機】業界初となる新要素も搭載!【サンペイ】

4号機 名機

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッス、あしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機たちの傍らでひっそりと咲く佳作を紹介するこちらの企画、今回は2001年に稼働開始したサミーの「サンペイ」について。

これ矢口高雄先生の「釣りキチ三平」のパチスロ化なんですが、正式な機種名は「サンペイ」です。

なんでそうなってるのか確定ソースは無いんですけども、「キチ」が不味かったんだろうなというのが定説です。

当然「釣りキチ」の「キチ」というのは「キチ◯イ」の略。

もちろん作品としては別に差別的な意味合いはなく「釣りバカ」と同じく「釣り好き」の意味なのですが、語源があんまり良くないんで「言葉狩り」の対象となっています。

はい、いわゆる「言葉狩り」というのは1993年の「無人警察事件」から盛んになったもので、これを機に放送のみならず、出版その他の業界でも「言論」に対し「不謹慎」の外圧が入るようになりました。

この辺の話はだいぶ本題からずれるので気になる方は別途調べていただくとして、「キチ◯イ」という言葉が放送局で使われなくなったのは「無人警察」よりも遥かに前の1974年。

「釣りキチ三平」はそれより前の73年に連載が開始されてるので、実際はどうあれ時期だけみるとギリギリ難を逃れたように見えます。

んでまあ「釣りキチ三平」というこの版権は知名度の高さと面白さに反してアニメ化は1983年の1回しかされておらず、多分それもタイトルの影響がデカいのではないかと俺は思っています。

で、2001年になってパチスロ化した際にもおそらくその辺がひっかかり、「サンペイ」名義でのリリースに繋がったんじゃないですかね。

まあもとより叩かれやすい業界でもありますし、サミーとしても悪目立ちを避けたかったんじゃないかなァとずっと思ってるんですけども、実際のところはどうだか分からんス。

もしかしたら型式試験か、あるいは各都道府県のどっかの検定ルールにそういう言葉を使っちゃ駄目ですよ、みたいなのがあったのかもしれん。

なんにせよ、この機種が「釣キチ三平」ではなく「サンペイ」という名前であることは古参のスロッターでも意外と知らん人がおるので、もし「あれ?」と思ったらこのコラムのことを思い出してください。

(ちなみに何があったのか知りませんが「釣りキチ三平」は2009年にそのまんまのタイトルで映画化。今だったらスロの続編も正式名称で出せるのかも?)

4号機 名機
サミー/4号機/2001年

ボヤ~ッと光るランプ

はいこの「サンペイ」がどんな台だったか。

これはザックリ「BIG以外からも入るAR機」で「次回ボーナスほぼ確定のクソ長ARを搭載してたこと」、そしてBIG中にビタ押しがほぼ必須だったことから「ディスクアップ」の進化系?にちょっと近いノリの機種でありました(エイリやんも出る)。

尖っていたのがAR「サンペイチャンス」の見せ方なのですが、ちょっとややこしいんで箇条書きにしましょうかね。突入方法と継続ゲーム数は以下の3種類ありました。

・BIG後…1/2突入、50G固定
・ボーナス成立時…100%突入、5G固定(6G目に告知)
・1枚役成立時…100%突入、5G、20G、2000G(振り分け)

なんのこっちゃ分からんと思いますが、つまり漫然と打って1枚役を零した場合はそれが「ボーナス前兆」なのか「AR」なのか分からず、6G目にボーナス告知が入るかどうかでドキドキできましたし、また告知が出なくても次の15G目で継続すれば2000Gまで続くかもしれんと、さらにドキドキできた…みたいな感じです。

そしてこの機種のほとんど唯一無二のイカすポイントだったのが「ARのランプがめちゃくちゃボヤ~ッと点灯していく」というもの。

どういうことかというと、告知ランプがガッツリ点灯してる状態を100%とするなら、1~4Gまでかけて10%ずつくらいちょっとずつ明るくなっていき、5ゲーム目でペカッと全灯する感じ。

慣れてないと「光ってるのに気づかない」という状況が頻発しますし、また慣れると逆に「光ってないのに光ってる気がする」というよう分からん事故が起きてました(笑)。

俺なんかは、後ろの台のパネルの光とかが反射してるだけなのによく「あ!光ってる」って誤認してイラっとしてたもんです。

一応この「告知ランプが多段階点灯」というのは業界初搭載だったとの事。

当時はあんまり気にしてませんでしたが、よく考えると釣り糸を垂らしてる時、ちょっとしたあたりで「かかってる」「かかってない」がよく分からんままドキドキしつつアワせる、微妙な感じが良く再現されてたんじゃないかなと思います。

まあおれは釣りやったこと無いですけど、多分そのはずです。


©YOSHITAKA AMANO

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