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【パチスロ名機】サイフ的にも絶望的だった台【ザ・ターミネーター】

4号機 名機

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッス、あしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機たちの傍らでひっそりと咲く佳作を紹介するこちらの企画、今回は2004年にIGTがブチかました超大型版権モノ「ザ・ターミネーター」について。

なにげにIGTが「ターミネーター」をパチスロ化するのはこれが二度目。

初代はドットマトリクス付きの技術介入機でしたが、2004年版は液晶搭載のストック機になっています。

てかその前にIGTについてなんですが、これは「インターナショナルゲームテクノロジー」というアメリカに本社がある企業の日本法人の社名で、正確には「アイジーティジャパン株式会社」でした。

既に撤退済みの会社なので今の若い人は全然知らんと思うのですが「アメリカの企業」という強み(?)を活かしてそっち系の版権をゴリゴリ引っ張ってくることで知られており、今回の「ターミネーター」以外にも「エイリアン」「アダムスファミリー」「オースティンパワーズ」などの映画版権モノや、「エルビス」「マリリンモンロー」などの海外アーティストモノ、さらには「ハーレーダビッドソン」というブランドまでパチスロ化するなど、かなり攻めたラインナップで真っ向勝負してました。

印象としては相当バタ臭かったんですが、そのイメージを払拭するかのごとく2003年にKOEI(現・コーエーテクモゲームス)の版権を取得。

いきなり「信長の野望」「三国志」といった米国と対極にあるようなアジアンテイストの機種を連発し始めます。

この辺の動きは良く考えると非常に面白く、国内の版権に手を広げるにしても、なぜよりによって戦国シミュレーションやねん!と、心の中で突っ込んだ人も多かろうと思います。

なんにせよ満を持して登場したと思われる「信長」は特定条件下で無限ATに突入するというバグが存在しており、今ではそっちのほうで有名ですな。

5号機 名機
4号機・IGT/2004年

地味に良く出来てた

はい、そんなIGTの機種のなかで恐らくは一番打ち込んだ人が多かったであろう「ザ・ターミネーター」ですが、こいつは「ロックオンタイム」というボーナス放出高確率状態を備えたストック機でした。

特徴としてはこの「ロックオンタイム」自身に連チャン性があることで、しかもコレ系の機種なかではお決まりだった「チャンス目で状態抽選」という以外に「チェリーでも抽選」してる上に「中チェが強い」のがやや珍しい感じだったと思います。

まあ既に北斗が出たあとで市場における中段チェリーの価値が爆上りしたあとなんでそんなに凄え!とはならないんですが、多分北斗が世に出る前には作り始めてたハズですし、順番が逆だったらもうちょいインパクトがあったかもしれんす。

で、こいつについては「液晶演出」が地味に良く出来ており、「ターミネーター」という世界をかなりよく再現してた気がします。

そもそもターミネーターを良く知らん人に軽く解説すると、あの作品は「1」と「2」でほぼ完結しています。

「3」以降は蛇足気味なんですが、唯一観るべきポイントというのが3以降で詳しく描かれることになる「未来の世界の描写」です。

2まではふんわり風味付け程度に出てきて「未来は酷い事になっとんな」「スカイネットやばいな」程度の描写にとどまり、どっちかというと「ジャジメントデイ(核兵器投下)」のほうが恐ろしげに描かれておるのですが、3からは未来の兵器たちと戦うレジスタンスの活動が結構細かくでてきます。

んでこのパチスロ版のほうはなんとそっちに寄ってるんですな。

普通だったら大ヒットした「2」をベースに演出を組みそうなものなのですが、もしかしたらシュワちゃんの顔面を使う許可がおりなかったのか、未来兵器(特にホバーがクソ強い)に蹂躙される未来の兵士たちの死に様を淡々と描いており、なんか打ってて陰鬱な気分になります。

観たことない人は「ターミネーター」について爽快なアクション作品のイメージを持っておられるかも知れませんが、実は映画を観る限りはその要素は限りなくゼロであり、物語のベース自体がめちゃんこ薄暗くて絶望的です。

んでこの「ザ・ターミネーター」なるパチスロは、そのドス黒い雰囲気が、意図してかせずかわかりませんが相当良く出てると思います。

さらにいうとこいつ出玉性能的にも(筆者の個人的見解として)激辛の部類であり、打ち続けるとサイフ的にも絶望的な状況になってくるというのもまた、世界観の再現としては白眉の出来でありました。

ちなみに同時期にでた「アダムスファミリー」も原作のコミカルさをどっかに置き忘れてきたかのように気色悪い作りになっておるので、もしかしたら中の人が海外版権物を作るのがちょっとイヤになってたんじゃなかろうかと勝手に妄想してます。

 

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