はじめに
現在のパチンコは、ラウンド数の振り分けがヘソと電チューで異なるのは、当たり前ですよね。昔は、ヘソも電チューも一緒に抽選していたため、ラウンド振り分けは一律でした。
今回は、そんな画期的なシステムを搭載した機種をご紹介していきたいと思います。
「CRリングG」とは
2007年3月に藤商事から登場した「リング」シリーズの第1弾。兄弟機の『N』は大当たり確率359分の1、確変率は59%。実質確変突入率は54.4%、継続率は58.6%であった。多く設置されたのは『G』の方でスペックは以下の通り。
《スペック》
大当り確率…1/313→1/31.3
賞球数…3&4&10&14
大当り出玉…約1620個(9C×15R)
確率変動…突入率53%(突然確変含む)・次回まで
時短…すべてての大当り後100回転
業界初の「ヘブンシステム」とは!?
当時、確変中に何度も出玉のない突確を引き、イライラするユーザーも多かった。それを解消するべく登場したのが「ヘブンシステム」であった。
こちらの機能は、ヘソと電チューの抽選を別々にすることを行い。ヘソ抽選時は、確率変動53%中の10%が突確なのだが、電チュー抽選時の突確を53%中の僅か1%としたのだ。そのため、電サポ状態に入ると、突確ばかりで出玉がなく、イライラすることもなくなった。
今では、当たり前になっている画期的な新機能は、こうして生まれたのであった。
演出
《ギミック》
・「貞・眼(さだ・め)役モノ」
→揺れ出せばチャンスとなり、手を開いて貞子が眼を出せば、激アツであった。
《液晶演出》
・「同一リーチ回避機能」「信頼度調整機能」
→同一SPリーチ発展で信頼度が大幅アップする。今も継承されている。
・貞子系リーチ「貞子覚醒」、「貞子終焉」
→こちらも今でもシリーズに搭載されている激アツリーチ。
・「異界への扉」
→この扉の開放で突然確変となった。
まとめ
今でも、いろいろなスペックに挑戦を続けている藤商事。「リング」と言えば、手が落下する「リング2」からのイメージが強いが、2007年の「リング」は、実はパチンコに革命を起こした機種であった。
現在でも、1/399をLT機で復活させたりして、たくさんのアイデアを活かしている藤商事。これからも度肝を抜かれる機種の登場に期待していきたいものだ。
©1998「リング」「らせん」製作委員会
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