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【パチスロ】『吉宗』の“通常時”が面白い──リーチ目役が隠し持つ2つの役割とは?

【パチスロ】『吉宗』の“通常時”が面白い──リーチ目役が隠し持つ2つの役割とは?

過去の「ジェイさんコラム」はコチラ

皆さん、こんにちは。ジェイさん@発信する遊技機クリエーターです。

今回の記事で扱う機種はスマスロの『吉宗』です。といっても、711枚のBIGや1G連の話ではありません。実はこの機種の通常時に発生する「押し順ナビ」にとても重要な仕掛けがあるので、そちらを取り上げていきます。

押し順ナビの正体は「隠されたリーチ目」

吉宗|通常時押し順ナビ リーチ目

通常時に突然現れる押し順ナビ。AT機だとナビ消化でベルGETが通例ですが、『吉宗』のこのナビはちょっと違います。実はこのナビ、リーチ目役を隠すためのナビです。

「リーチ目を隠すって、なんか損した気分…」

そう思われる方もいるかもしれません。しかし、ここに作り手のとある狙いが込められています。

リーチ目役の確率は約1/655

リーチ目役には「左から押せばリーチ目が出る」という特徴があります。つまり、リーチ目を表示したくないケースでは押し順が指定されます。

特定のフラグを隠すという仕様はこれまでも様々な機種で搭載されていましたが、本機のフラグ確率は1/655と、それほど頻発するものではなく、「演出を楽しむ上で邪魔になるほどの頻度ではない」確率です。

さらに、そのリーチ目を隠すというだけではく、本機の押し順役には重要な役割が与えられています。

それは──鷹狩りモードのモードアップ抽せんです。

内部では重要なモードアップに貢献しているという構造にすることで、ヒキ損ではなく「もしかしてモード上がった?」という、打ち手の思考がプラスに変わる瞬間を生み出しています。

第3停止後には鷹狩りモードの示唆として重要な鷹の羽演出が出現し、これも合わせて重要なゲームに昇華させています。

吉宗|鷹狩りモード示唆 鷹の羽

ちなみにこのナビは、ナビ通りに押さなくても特にペナルティはありません。

もちろん、ナビを無視してリーチ目が出現しても無効となり、当たることはありません。それでもあえて無視して、リーチ目探しやリール制御を探ってみても面白いと思います。

ガセを「本物」に書き換えるもうひとつの役割

実はこのリーチ目役、さらにもうひとつ、とても大切な役割を持っています。

それが──演出の書き換えです。

吉宗|高確率中

●ガセの連続演出
●ガセの高確率状態
●ガセの鷹狩り

これらの状態中にリーチ目役を引いた場合、本前兆に書き換える力を持っています。

「この演出、絶対ハズレだろうな…」と思った瞬間、突如としてリーチ目が出現して当たる。こんな意外性のある逆転劇を出目で演出する、まさにパチスロライクな大切な役割を担っているのです。

通常時は、ただの待ち時間じゃない

『吉宗』は、コイン単価4.0円という高スペック機です。当然、この手の機種は通常時のゲーム数も長くなりがちで、どうしてもスマホに目が行きたくなる時間帯が生まれます。

でも、この機種は違います。リール始動時のリール演出、通常時に発生する押し順ナビ、鷹の羽演出、そしてリーチ目。「通常時であっても目を離せない」──そんな作りになっています。

液晶演出だけでは伝えきれない重要な意図を、リールの挙動や制御で語りかけてくる。それに気づけたとき、本機の奥深さがより一層感じられるのではないでしょうか。

 『吉宗』は711枚のBIGや1G連だけで語るにはもったいない機種で、むしろ出玉に直結しないはずの通常時の「押し順役」に本機の設計思想が詰まっています。

これにより「何も起きない時間」すら面白くなってくる、良くできたパチスロの一つの形だと感じました。


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