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【パチンコ】出過ぎて稼働停止寸前!? ウワサの“激甘役モノ機”の実力がホントにスゴすぎた。

【パチンコ】出過ぎて稼働停止寸前!? ウワサの“激甘役モノ機”の実力がホントにスゴすぎた。

今回の更新は「永浪編第二十四

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超激レア! [P保4のガチャバスター]実戦録!!

またしても「俺たちのA-gon」から新しい矢が放たれた。その名も「保4のガチャバスター」

頭の保4は「ほし」と読む。星と保4を掛けているのだろう。

保4になれ!!

その名の通り特図1の保留4個、その犠牲の上(例外有り)に到達出来る特図2のスタートチャッカー。これは福本漫画で例えるのならば、「カイジ」の負ければ星となる地上76メートルの鉄骨渡りのことになるのか?いや、あれは落ちてゆくことを星になると言っていたのか…

それならば「銀と金」のセザンヌまでの距離を「金の橋」で渡ろうということか?「金の橋」ならぬ「玉の橋」で!しかしあれは橋をつくることでミスしたではないか……。

のっけから脳内で飛ばし過ぎてしまった。福本漫画は全然関係なかった。知らない人はそもそもゴメン。とにかく面白そうなビジュアルの台をA-gonがまた出してくれたのだ。それならば打つしかない。

謎多きレア台を解明するために。

今回は「保4のガチャバスター」3日目の稼働録。初日の朝から打ってみたのだが、仕組みや肝となるポイントがよくわかっておらずボーダーにはほど遠いと思いすぐにやめてしまった。しかし後述するが、巷で出回っているボーダーなんかは信用しないほうが良い。

次の日はどうもしっくりと来ない気持ちで「おだてブタ」を打っていた。しかしどうにも「ガチャバスター」が気になって導入店のデータばかり見ながら稼働していた。するとポツポツと炸裂しているデータが…次の日にさっそくリトライ。

その日は何台か打ち回り、データをどうまとめたら良いのかもよくわからなかった。そんな訳で今回の稼働録は「ガチャバスター」3日目の稼働。

このメーカーの台は今までも何度か書いてはいるが、実際にはどこの県にもある台ではない。全国的に言えばいわゆるレアメーカーのレア台だ。見たことがない人もいるだろう。なのでなんの参考にもならない読者は多いかと思う。

でもそもそもパチンコの稼働録なんてなんの参考になるんだよとの思いもあるので、独りよがりとは思いながらも勝手に進めさせてもらう。いつもの如く奇特な男が珍しい台を打っている…と思って読んでほしい。

激甘というウワサがあるが、その実力は如何に?

前日打った台を押さえるがべく、朝の抽選から参加する。パチンコ、スロット共通の抽選で列の真ん中くらい。しかしそもそも僕の前にパチンコへ行く人がいなかった。お目当て台は無事確保。

釘は最初見たときは据えかと思ったが、打ち始めてなんとなく飛び込み上が少しだけマイナスになったような気もしてきた。おそろしいことに釘のメモも取ってもおらず、ちゃんと覚えてもいなかった。しかし打てない釘にも見えないので、猛反必至ではあるが今日に限りは問題ないはず。

わずかな不安とは裏腹に、1000発の打ち込みで特図2の3回転目ですぐに当たる

これは単発に終わるがその出玉を使い切る前に、また特図2で当たる。これが7連チャン。

その後も回りも当りも極めて順調。順調過ぎて書くことが特にない。15時前で25000発を超える。というか今日は回り過ぎている。1万単位で特図2は数字を取っているのだが、4万円分で40回も回っている。昨日9万円分くらい打って5回/1万くらいだったのだから、さすがにウワムラもいいところだろう。

ちなみにこの台は特図2が肝だと思っているので、基本的には特図1のメモリーはフルだろうが無視して打ち続けている。手を止めるとなかなかこのように橋は架からない。後述するが、特図1の単価は3発弱。その犠牲の上に橋を架けるのがこの台のポイントなのだ。

なんなら特図2が回っているときでも、上皿に玉が3〜4個残っていたら打ち続けている。特図2のメモリーは1個。特図2のスタートチャッカーに連続で入っても特図1がまだ回っている状態なら1個は損するが、特図1はリーチさえ掛からなければそんなに長く時間はかからない。

15:00前、昼飯は近場でサンドイッチを買ってきてパパッと済ます。非常に美味しかった。

やはりここから回りは少しずつトーンダウンしていく。しかし当りは止まらない。たいした連チャンはしないのだが、こうも当りが軽ければ玉は増える一方だ。そしてトーンダウンしてきたとは言え、まだまだすごい回りを続けてはいる。

18時には4万発を超える。ここから1000回ほどハマるが、この程度なら今日の台だと一息だ。最終的にまた4万発まで戻して、さて何時まで打とうか少しだけ思案する。

今日の台はめったに打てないレベルの台だと思う。しかし晩飯は家に帰ってちゃんと食べたい。ひとしきり考えるが21:40、いつも通りの時間にやめる。

もう若くないから…との言い訳も、若いときから22時までホールに残っているのが嫌いだった僕だと通用しないか。まあやるだけのことはやった、ということにしておく。

出回っているボーダーラインは間違っている!? 導き出したホントの“激甘ボーダー”。

まず最初に巷で出回っているボーダーは、パチマガの有料サイトも含めてどれも全然ピンと来ない。この台は特図1と特図2の2つしかない。

ここからは1ラウンド140個の4円等価交換で数字を出していく。特図1は約10%で連チャンに入る。連チャンに入れば81%なのだから5.25連。ラウンド140個とすれば280+1400×4.25=6230。あとの90%は280個の単発。なので(280×9+6230)÷10=875個。これが1/320で取れる出玉ということだ。

特図2は1/9.9で当り、81%の連チャン率なので平均7350個。

これのミックスなのだ。ここからの計算式はわからない。だが仮に特図1が99%、特図2が1%ならばボーダーは25/1Kくらいになるはず

≪特図1が99%、特図2が1%という条件で25/1K回った場合のざっくりとした期待値計算≫

①特図2の当選確率分回すのにかかる打ち込み玉数を求める

25(千円あたりの特図1・2を合算した回転数)×0.01(千円あたりの特図2が回転するパーセンテージ)=0.25(千円あたりの特図2回転数)
9.9(特図2当選確率)÷0.25(千円あたりの特図2回転数)=39.6(千円単位のかかる投資額)×1000=39600円÷4円=9900個

② ①で算出された打ち込み玉数を元に特図1で獲得出来る期待出玉を求める。

9900個[39.6K]×24.75(千円あたりの特図1回転数)=980(特図1総回転数)
980÷320(特図1当選確率)=約3.06回(特図1当選回数)
約3.06回×875個(1当選で得られる期待出玉)=約2680個獲得

③期待出玉を求める。

7350個(特図2で得られる期待出玉)+2680個特図2で得られる期待出玉)=10030個獲得。
9900個打ち込みなので、+130個になる。

とりあえずパチマガの有料サイトのスタイルに合わせてみたが、そもそもミックスボーダーを出す場合でも特図1に対して特図2が何%なのかだけで良いと思う。いちいち特図1が97%なら特図2は3%みたく、合わせて100%にしなければならない意味がよくわからない。

もう少し実戦的に言えば、この台の出玉獲得の肝は特図2でいかに当てられるかだ。特図2が0.3/1000円くらいあれば、台の仕組み上から特図1はどうやったってある程度は回ってしまうので、期待値上はプラスになるだろう。

なのでミックスボーダーは置いておいて、特図2のみのボーダー、0.34/1000円をキープ出来ればデジタルは丸浮き……という辺りを最低ラインにおけば安心感は出てくる。

例えば、今日のデータで特図2が仮にボーダーの0.34/1000円だったとしよう。特図2はチャラ。あとは特図1の丸浮き分。なので期待値は2683÷320×875≒7336個となるのだ。

ちなみにこれはあくまで数字上の話。実際に打つときの肝はこんなところにはない。1万で3個とか4個みたいな数字しか取れない台というのは、勝てる台であってもハマリを喰らえば体感上我慢が出来ないレベルになるはずだ。そしてそれは1日2日程度ではとても落ち着くものではない。

ちなみに今回のデータはもう検証のしようもないが、ウワムラだったと思っている。この1日だけのデータで期待値を出してぬか喜びしてもあまり意味はない。にしても、凄い数字が出た。面白いので、期待差玉を一応載せておく(下の実戦データ内参照)。

ついでに1万円分毎の特図2のデータも載せておく。

無題ドキュメント
1万円毎の特図2回転数
区間 回転数
1万円目 7
2万円目 7
3万円目 15
4万円目 11
5万円目 4
6万円目 6
7万円目 8
8万円目 2
9万円目 4
10万円目 7
11万円目 6

ハネモノだって1日2日のデータで期待値なんて出せるものではないと思っている。ではどうすれば良いのか?

その前段階のデータを取るしかない。ではこの台の肝とはいったいなんなのか?それは上皿にどれだけ玉を入れられるかだと思っている。上皿の滞在時間も長ければ長いほど良いのでネカセも影響してくるだろう。

上皿に入れるための釘は極めて単純。この2箇所だけだ。

特図2を狙うには、電チュー開放と時間を置かず立て続けに入る玉が必要となる。そのためには上皿に大量の玉を入れるしかない。上皿での滞在時間は基本的には下皿よりも長いので(上皿に右から入ると逆回転となり、上皿内に玉が回っていてもぶつかり合って電チュー開放に必要な2個を残すことなく一気に落ちることが多い)、一気にヤクモノを狙う玉のストックとしての役割りも担う。

あとはまだたいして打ち込んでないので可能性の話にしかならないが、ヤクモノのクセもあるかもしれない。クセもあるのならばネカセも影響してくるのかもしれない。

現状はデータを見て次の日朝の抽選から来るエナ専が目立つ。あまり釘は見れていないようだ。出た台に座ることだけを狙っている。

こんな状況よりは、ハネモノみたいに朝から釘を見るような(少しだけやっかいな)人たちが来るようになった方が活気は出るはずだ。そんな状況のほうが僕だってメーカーだってホールだってありがたいと思う。出来ればハネモノのように細かい釘の動きで(それなりに)末長く健在な台でいて欲しい。そんな願いも込めて、今回は書かなくて良いかなと思っていたことも色々と書いてみた。

この台は釘が終われば、面白がることも叶わないない仕様だ。釘が終われば「玉の橋」は架からない。人気が無くなれば釘は動かなくなる。

最後にアイルランドが生んだトリックスター、オスカー・ワイルドのアフォリズムで締めたい。

「俺たちはみんなドブの中にいる。でもそこから星を眺めている奴らだっているんだ。」

せめて保4を眺めることの出来る釘が保たれることを望みながら……。

本日の結果
(3.57円交換)
投資金額 1000個
総獲得出玉 40920個
総回転数 特図1:2683回
0 特図2:77回
収支 +14万2500円
千円あたりの回転数(特図1) 24.4回転
千円あたりの回転数(特図2) 0.7回転
1R出玉 140個
期待差玉 +37000玉

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