※過去の「栄光なき名機たち」記事
チワッス、あしのです!
パチスロ界に燦然と輝く名機たちの傍らでひっそりと咲く佳作を紹介するこちらの企画、今回はJPSが2007年にブチ込んだ「ダイナマイトマン」について。
JPSは5号機になってから彗星のごとく現れたメーカーで、初参入機種は2006年の「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」でした。
これは筆者は当時あんまり注目してなかったんですけど、改めて振り返るとシステム面においてかなり斬新性のある機種であり、5号機初期の名機としてこれを挙げる攻略ライターさんも結構おられます。
以降、JPSは特に5号機初期において非常に目立っていたメーカーのひとつであり、参入翌年の2007年には早くもブランドを代表する名機である「2027」を生み出し、その名をパチスロ史にガツンと刻んだのでありました。
んでそんな「2027」とほぼ同時期にリリースされたのが今回紹介する「ダイナマイトマン」です。
システムも「ベルが揃わなければRTに入る」というちょっとめずらしい状態を搭載するなど尖った部分もあるのですが、なにより演出の気持ち悪さがブチ抜けており、筆者はその意味で5号機序盤のフェイバリット機種にこれを挙げておりました。
5号機・JPS/2007年
佐々木真さん
筆者、有名な攻略ライターの佐々木真さんには非常にお世話になっており、氏とのお付き合いはすでに10年を超えています。
某メディアの動画で共演させて頂いたのが縁のはじまりだったんですが、その時の動画収録(生放送だった)の終わりが確か夜中の一時とかで既に終電がなく、仕方がねぇから、ということで始発が動くまで、二人して赤坂でダラダラと缶コーヒーを飲みながら駄弁ってました。
その時、5号機初期の機種で何が好きだったか、という話題で、佐々木さんは確か「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」を挙げ、筆者は「美川さそり座のサラリーマン」と「ダイナマイトマン」を挙げたんですよね。
んで、どうもこの答えが気に入ったのか、佐々木さんとは以後ときたま酒を飲む関係になり、色々紹介していただけるものだから必然的にやたら同じメディアで仕事したり寄稿したりするようになり現在に至っております。
筆者はいま何とか食うには困らん程度にはライターとして収入を得てますが、よく考えるとこれも佐々木真という名のスタートダッシュがあればこそであり、フリーライターという立場上、本来であれば得難かったハズの「先輩」というのが最初っから居たのは非常にデカい。
合縁奇縁ですな。
ありがたい話です。
あの赤坂の寒空の下でコーヒー飲みながら、地下鉄のシャッターが開くのをいまかいまかと待ちつつ話してる時、佐々木さんは「ダイナマイトマン」をシステム面から熱く語っておったのですが、ソレに対し筆者は「いやァ、あの『家ッ賃!家ッ賃!』って歌がキモくてウケるっすよねぇダイナマイトマン!」とかめちゃくちゃ薄い事しか言えず。
今振り返るとめちゃめちゃ失礼なんですが、それでも笑って同意してくれた佐々木さんだからこそ、色んな人に愛されてるんだろうなと思った次第。
なので、多くの人にとって佐々木さんは「クランキーコンドル」の人であり「リノ」の人だとおもうんですけど、筆者にとって氏は「ダイナマイトマン」あるいは「美川」のイメージがどうしても強いのです。
本人もしかしたら覚えてないと思いますけどもね。