損失を恐れず「情報を得るため」に打つことも必要
何事においても、「経験」は後になって必ず役に立つもの。今回のお題である「試し打ち」は、パチンコにおけるその象徴です。まずは「試し打ちの目的」を詳しく解説していきましょう。
回転率を把握
1000円あたりの回転数(回転率)を把握することは、勝つパチンコへの第一歩。ただし、回転ムラ(回転率のバラツキ)を考えて、試行の少ない段階ではあくまでも「参考」程度にとどめておいた方がよいでしょう。
機種の特性を把握
その機種にある「技術で差のつく部分」を見つける。例えば、ストロークで差のつく機種とわかれば、台を選ぶ際に「バネ」などの「実際に打ってみないとわからない部分」も判断材料にしなければなりません。
その先にある「ステージ性能」や「時間効率」に関しても機種の特性として把握しておくべきです。
打ったことのない機種、もしくは初めて打つ店では無理です。しかし、打ち慣れた店や機種なら、以前打った際の回転率を目安にして予測することは可能。そのために試し打ちが必要なのです。
釘の勉強
打ってみた結果として、よく回ったにしろあまり回らなかったにしろ、「何故そうだったのか」をしっかりと理由づけできるようになることが、釘読み上達への近道です。
次に、上の写真で紹介している3つのアイテム。試し打ちに限らず、ホールへ行く際に持っていると非常に便利で、私は必ずポケットに忍ばせています。
「回転率」は感覚に頼らず、必ず「データ」として残しておくべきですから、少なくともメモとペンは持っておくべき。
最後に、試し打ちで大事なのは「臆せずに打ってみること」です。多くの場合(特に新台)試し打ちは短時間で行うものですから、パチンコで勝つために大事な「持ち玉遊技」と「長時間」の両方をクリアできず「負け覚悟」での実戦となってしまうでしょう。
しかし、ここでの試行もあくまで「理論上の収支」が問題となりますので、たとえそこで負けたとしても、試し打ちに費やした金額がそのまま損というわけではありません。
試し打ちの途中で大当りして運勝ちすることもあるわけですからね。
上の表は、試し打ちの途中で大当りしての運勝ちを加味したうえでの「1000円分試し打ちをした場合の損失金額」です。
どうですか? 千円20回チョイの台を打ってしまったとしても、理論上の負け額はたいしたことありませんね。いえ、むしろそれによって得ることのできる情報からすれば安いものです。
損することを恐れずに、気になったらとにかく打ってみることです。目的意識のある試し打ちはきっと後の実戦に役立つことでしょう。
和泉純の「今」だから語れること
「パチプロは釘を見ただけで回転率を予想できる」……こんな誤
予想できない原因はまずステージ性能。今はほとんどの機種にステ
また、台の製造時に生じる釘間のズレもある(デキ)。これはなか
ただ、打ってみてその経験を後にいかすことはできる。そのために
この「試し打ち」で投資する分も期待値と同じ。例え結果的にあま
ちなみに、俺の場合はステージ性能は台番を、デキは台の製造番号
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