はじめに
前回(→リンク)、前々回(→リンク)に引き続き、「神田センター」にて実戦したレトロ機種をご紹介していきたいと思います。今回は、パチスロのユーザー人口を最も増やす切っ掛けとなったAT機に焦点を当てていきたいと思います。
「AT機」とは
「AT」とはアシストタイムの略称。 液晶や音声などで目押しする図柄やストップボタンの押し順のナビが発生し、メダルが増える状態のこと言う。
2000年に登場したSammyの「ゲゲゲの鬼太郎SP」が最初の機種。
「ST機」とは
「ST」とはストックタイムの略称。成立したボーナスをリプレイ(揃わないリプレイも含む)で揃えられなくしていて、一定の条件を満たした際に放出する仕組みになっている。
2000年に登場したネットの「ブラックジャック777」が最初の機種。また、2009年に登場した同社のネオストック機は、1枚役の成立でボーナスを揃えられなくしていた。
時代は爆裂AT機、AT+ST機へ
「猛獣王(Sammy)」2002年 A+ATタイプ
AT機を世に広め大ヒットした「獣王」の正統後継機。AT「サバンナチャンス」を「ライオン」「ゴリラ」「ダチョウ」の3種類から選べるようになった。また、1200Gで発動し、チェリーを引く度に255/256でATに突入する天井機能は非常に優秀であった。
獣王と言えば、やっぱりサバチャン!
「旋風の用心棒(ロデオ)」2003年 AT+STタイプ
小役7連続成立でストックされたボーナスを放出する仕組みを持ち、10G継続するAT旋風チャンス(KC)により、ATとボーナスのループを実現させた。また、黒バーの銀鱗図柄が揃う大KC目という起爆剤も搭載されていた。
あまり甘い機種ではなかったが、虚心は好きでかなり打った上、アニメのDVDまで購入するに至った(笑)。
ほろ酔いの女将さんがけしからん!
「スーパーブラックジャック(ネット)」2003年 AT+STタイプ
元祖萌えスロで、ゲームメーカーTecmoとコラボし「Rio」が登場した最初の機種。小役6連続成立でボーナスを放出する仕組み。BIG後、または通常時突入する「ストックタイム(ST)」でAT「Rioチャンス(RC)」を獲得し、ST終了後、RCでボーナス放出する流れの機種であった。
兎に角、ST中の中押し、中段リプが激アツであった。また、複数のストックが確定するRioの投げキッスにやられた殿方も多数出没した(笑)。
また、ミントファンも多く、のちの5号機「ドリスタ」では主役の座へ。
因みにパネルは増産後のホワイトパネル。
まとめ
他にも、懐かしいAT機はたくさんあり、コピーできるかちょっと試してみた「獣王」やしっかりサイドランプが見えるので攻略できる「インディジョーズ2」(→リンク)なども、設置されていたが、残念ながらもう打つ時間がなかった。
2003年と言えば、特殊詐欺の走り出しで「オレオレ詐欺」の被害が多数出た頃。知人プロの母親のところにも「会社のお金を返さなきゃ…」的な電話が来たそうだが、「うちの息子は大学も卒業できずに毎日パチスロばかりやっているクズ。そんなクズを雇ってくれる会社が、そもそもあるわけないだろ!」と笑いながら電話を切ったそうだ(笑)。
さて、次回でこの企画も最終回、4号機時代の終焉4.7号機のお話。お楽しみに!
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