※この連載は元パチマガライターにして現人気パチンコYoutuberのジャイロ(旧ジャイロキャプテン)が正攻法とオカルトのハイブリッド理論「ジャイ論」をはじめ、パチンコに関する様々な事象にも吠えまくる毎日更新コラムです。

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はい、焦らしに焦らしてついに初のデータ取りの話。

俺は話が長いことで有名なんだよおおお！

ということで、初のデータ取りは2003年10月20日夕方から、秋葉原某店（すぐ隣にデカイ橋があるよ）で！

打った台はSANKYOさんの「Fフレンズ」でした。

イメージ的には海物語そのまんまだと思ってください。

で、どんな内容のデータ取りかというと

・リーチラインと図柄をしっかり分けて取る。

例1×9ダブル、泡ノーマル〇件、1×9泡マリンちゃん〇件。左ライン3シングル泡ノーマル〇件、右ライン5シングル魚群サンゴ〇件、みたいな感じで、ラインと図柄、予告とリーチを取るわけです。

さらにさらに!

・ワープに通過した玉数&通過した玉がヘソに入った個数を数える。

・自力でステージに乗った玉数&玉がヘソに入った個数を数える。

口で言うと簡単に思えるかもですが、当時の台はワープ通過も多く(ステージ性能が今より悪かったのと、交換率が低かったため)、頻繁にステージに玉が乗るんですよ。

しかもその玉の行方を見ていないとならない（ヘソに入ったかどうかのカウントもするため）

液晶なんて見ている余裕がありません。

それでも遠慮なくかかる「リーチ！」の声。

「てめえぶっ壊すぞ！ リーチはかかるな!」

と心の中で台に悪態もついていましたね。

そしてデータ取り研修が終わったわけですが、2～3時間のデータ取りでクタクタ。

パチンコを楽しむ余裕すらなかったです。プレミアムが出ていたけど、喜びなんてなかったですね。

むしろ当たると実戦データも取る必要が出てくるので大変。そのため唯一、大当りを喜ばなかった日でした。

で、これを普段は8時間以上やるわけです。

私が「やべえ・・・・やっていけるのかこれ?」と心が折れたのもわかっていただけるかと。

ドテさんが「辞めないでね」と言ったのはこういうことだったのか。

ただ、もう家は借りてしまったし、実家に逃げ戻る、なんてのもカッコ悪いので頑張ることにしました。

なお今なら余裕でやれます(笑)

天才ですから！

なおデータ取り中に立ち上がってガッツポーズもよくしていましたし、負けがこむとメールで軍団全員＆編集部宛てにパチンコに対する暴言を吐きまくる、もっと酷いと泣きながら電話を掛けることすらしていました。なお暴言メールは通称「ジャイロメール」と呼ばれ恐れられていました（誇張です）(※編注：誇張はありません)

でもさ、みんなも同じことしてただろ？

連敗するとパチンコやお店への暴言メールを友人に送ったり、負けがこむと居酒屋で泣きながら苦しい心情を吐露したり。

これ全員やったことあるはずなんだよ。人間の心があるならなおさら。

え？パチンコで泣くなんておかしい？

うわあ……ヒキ強いからパチンコで苦しんだことがないんだなあ！

人の心はあるんですかね？

と、少し脱線しましたが、これが入社前～入社初日までの出来事です。雑誌を読んでいたときはもっと華やかな世界だと思っていたけどやることは地味だったんですよ～。

そうそう、視聴者や読者のみなさん。YouTube、そしてXも現場は賑やかで楽しそうって感じるでしょ?

実はアレも割と現場は静かで地味なんですよ～。

とくにXだと演者さんやライターさんが集まって楽しそうにパシャリしているのでワイワイガヤガヤやっているかと思いきや、現場はそうでもなかったりします！

女の子なんて現場が被ると仲良しアピールしますし、可愛い可愛い褒め合うけど実情は……（それ以上はいけない！）

次回「女の戦い」この次も暴露暴露～～～！（嘘です、業界から抹消されますので書けません！でも、女って怖いなって実感できる素敵な業界になりました。昔は男ばっかだったのにね）

以上、蛇足の裏話でした！

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