シリーズ鼎談|パチプロ2025のリアル③
・釘王和泉純
・第3回パチマガ王パンダ
・期待の新人ボギー植竹
という、バックボーンの違う3人3様のパチマガライターが、今のリアルを赤裸々に語り合う鼎談企画「パチプロ2025のリアル」第3話。今回は、ボギー植竹の追いかける期待値と、彼がパチンコ専業の世界に身を投じたきっかけについて熱く語り合いました。
2025年のリアルな期待値-ボギー植竹編-
パンダ:ボギーさんは冒頭で専業になって2、3年って話でしたが、その前はどうしてたんですか?
ボギー植竹:以前は完全に要分打ち(※編注…「勝ち方|正攻法」を理解しないまま勝手理論で打ち散らかし、負債を積み重ねる人の打ち方)をやってまして。期待値とか無視してトータル300万円ぐらい負けてましたね。釘なんか全く見れない、知識も無かったですし、好きな慶次を打つとか牙狼を打つとか、そんなことばっかしてました。はい。
和泉純:どういう風なきっかけで勝てるようになったの?
ボギー植竹:そこはもう、パチマガライターの皆さん他、いろんな方のあらゆる発信を見まくって勉強して、釘読みに技術介入にと勉強を色々させていただきました。
パンダ:パチマガスロマガや動画なんかで学ぶことの大事さを身を以て体言してくれてるわけですね。ちなみにボギーさん、その今の期待値どれぐらい打ってます?
ボギー植竹:えっと、もう本当にリアルなところでいきますと、1万5千円取れればもう満足のレベルです、正直。持ち玉比率が良くてもうちょっと期待値が積めたとか、そういう前後は多少ありますけど、大体やっぱ1万5千円が1つの目標みたいなところになってしまってます。
パンダ:うーん、時代ですなあ。
ボギー植竹:なので、まあ1日1万5000円で、月25日稼働で35~6万の期待値積めたら良いな、ていうところです。打ってる台が甘デジなんで、実収支もやっぱそれぐらいの結果が付いてきてるっていうのも込みで、これならなんとかジグマ的に続けていけるかな、っていうところでやってました。
パンダ:”甘で”っていうのも良いよね。ボギーがメインで打ってるワンパラだと90%ループとかあるけど、やっぱあれはもうおまけとしか見てない?
ボギー植竹:はい、そうですね。上位RUSH、機械によってはラッキートリガーのような高継続モード、あの手の状態はもう本当におまけですね。
「あ、今のご時世って1万5000円ぐらいがもう相場なんだ(ボギー植竹)」
ちゃんなが:ボギーはなんで、この1番苦しい状況の時にわざわざパチンコ専業の世界に身をやつしに来たのかなって率直に不思議でさ?「好きだから」がまずあるんだろうけど、上限1万5000円の世界だし安定も当然無いし、そんなハードな環境に飛び込んできた理由って何なんだろう?
ボギー植竹:元々、もっと期待値積める世界だと思ってやってました。で、それは僕がまだ勉強不足で理想の稼働ができてないから期待値が積みきれてないんだっていうところから、もっと期待値を積むには積むにはとトライアンドエラーしていきながら、だんだん「あ、今のご時世って1万5000円ぐらいがもう相場なんだ」っていうのを感じて。
パンダ:パチンコで勝ってる人の肌感覚じゃないとこの辺って分からないんですよね~。15年前と今とじゃ積める期待値も全然違うし。
ボギー植竹:そこで、本気で取り組んで専業としてやった時にどのぐらい結果がついてくるかっていうのが、ま、気になったと言いますか、結果出したいみたいなところはありました。その流れでこうなんか夢中でやってきたみたいなとこはあります。
パンダ:そんな出発点からしっかりジグマ的に甘デジで勝ち続けてるというメガシンカぶりが目覚ましいですね。その過程でイベント狙いみたいなことはやらなかったの?
ボギー植竹:今でこそ減りましたけど、昔は情報を聞きつけては遠征して、もう本当に片道2時間とか平気で行って朝抽選行って軍団に負けてそのまま帰ってきてマイホに戻るみたいなことやってました。そんなこともあってジグマ的に甘デジ狙ってっていうところに辿り着いたというか。結果的に立ち回りの幅も広いんですよね。
パンダ:あぶれにくいですよね。やっぱ専業はもう打ててなんぼみたいなとこですからね。やっぱりね、打てない日が1番良くない。
ボギー植竹:そうですね。もうハンドル握らない限り一円にもならないので、はい。
▼今回はここまで! このスペシャルなパチプロ3人による対談は、明日以降も続きますのでお楽しみに!
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パチマガスロマガ専属ライター
和泉純
パチンコライターとして30年近いキャリアを持つ大ベテランにして、CS放送パチンコチャンネル黎明期から活躍してきたパチンコ系演者の祖。2002年には世界初の完全パチンコ釘攻略本「釘本」を上梓しベストセラーとなった。また、今では多くの人が使うようになった「仕事量」という概念があるが、これを最初に提唱したのも和泉である。 媒体をWEBに移したあとには「釘本」の内容を令和仕様にアップデートし、「Re:釘本」として当サイト(パチマガスロマガFREE)にて無料公開中。初級者から上級者まで全パチンカー共通でためになる必読の内容となっているのでチェックして欲しい。 多くの原稿には愛ある下ネタが散りばめられており、50を過ぎてなお毎日ギンギンに滾っている。 プライベートでは熱狂的な野球ファンにして阪神ファンでもある。
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パチマガスロマガ専属ライター
パンダ
左手にはめるパンダのぬいぐるみがトレードマーク。一説では左手のパンダこそが彼の”本体”らしい。ライター名の由来はもちろんパンダ好きから。 企画実戦ではここ一番で勝負強さを発揮し、第3代パチマガ王に君臨している。雑誌時代から多くの機種ページ作成などに携わり、ガチプロの中でもライターとして幅の広いスキルを持ち合わせている。 貯玉再プレイを活かした立ち回りが得意。スロットではアクロス系のノーマルタイプ、パチンコなら海シリーズをメインにしている。ただし、欠損大王と呼ばれるほどにマガライター勢の中でも最強の(最弱の)引き弱である。 実は薬剤師の資格を持っている。 2017年、よしもと幕張イオンモール劇場で行われたパチマガ30周年記念ライブでは、舞台で今をトキメク人気芸人「ニューヨーク」とコラボネタを披露している。
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パチマガスロマガ専属ライター
ボギー植竹
養分打ち(累計負け額300万以上)→兼業サラリーマン→パチンコ専業という経歴を持つパチンコ攻略専門ライター。自身の経験から「勝つパチンコが楽しい!」をモットーに、勝ちを目指したいユーザーへ刺さる情報発信を生きがいとしている。最も得意なパチンコのジャンルは甘デジ。ペンネームの「ボギー」は自身の好きなゴルフから取っており、パチンコではボーダーラインを絶対超えるという意味を込めている。