4月から息子が幼稚園に通い始めたことで、早寝早起きの習慣がつくようになりました。夜9時には布団に入り、7時には起きる日々。昔から早起きは三文の徳といいますし、健康にも良いですよね。ただ、あまりにも早く起きられると……。

この日、寝ていると足に違和感を覚えて、僕は目を開けました。なんだろう？ と思うも、頭が回っていないため、何が起こっているのか理解できません。とりあえず、その違和感のもとである足元を見てみます。

すると、息子が起きていました。しかも、勢いよく僕の足をくすぐっているではありませんか。パワーチャージが完了した息子は元気に言います。「パパ、あそぼ！」

「もうそんな時間かあ」と目をこすりながら時計を見ると、まだ5時半。いや、ご、ご、5時半って。ちょっと待って。確かに今日は土曜日で幼稚園は休みだし、僕も仕事は昼過ぎからなので遊べるけれど、でも、いくらなんでもまだ早いって。

「パパ、昨日は寝るのが遅くって」と伝えてみても、こちょこちょ。「まだ4時間くらいしか寝てなくて」と訴えかけてみても、こちょこちょ。設定6をブン回すかの如く、息子は手を緩めません。「頼むよ、もう少しだけ寝かせて」こちょこちょ！ こちょこちょ！

僕のKO負けでした。

乗り物大好きな息子が「電車に乗りたい！」と言うので、電車とバスを乗り継ぎ、アスレチックが設置してある公園に。ちなみにこの写真、まだ8時前です。僕が編集部に行くよりも早いんですよね。

その後、昼過ぎまで遊び、くたくたになりながら僕は仕事に向かいましたよ。

いやあ、恐るべしこちょこちょ攻撃！ 回避不可能なこちょこちょ攻撃！ ただ、そんな一日を過ごしても、やっぱり息子と一緒に遊ぶのは楽しいんですよね。ちょっと前まで「怖いからいやだよ」と言っていた遊具で普通に遊んだり、新しく覚えた言葉を発するのを聞いたりすると、成長を感じ取れるのが嬉しくって（ちなみに最近覚えたのは「その可能性もあるね」です。使い方は間違っているので、聞いていて笑っちゃうんですよね）。

きっと、彼がもう少し大きくなったら友達と遊ぶようになり、僕のことなんて見向きもしないでしょう。

こうして「パパあそぼ！」と嬉しそうに誘ってくれるのは今だけ。それをわかっているからこそ、この時間を大切にしたいと思っていますよ。

またアスレチックの公園に行こうね。今度はパパ、前日にたっぷり寝ておくから。