パチンコ・パチスロの中には実は人がいます

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過去の「隣に座ったヘンな客」はコチラ

チワッスあしのです。

ホールで出会った奇天烈な隣人を紹介するこちらの連載、今回はペンネーム「グリ」さんのお便りを紹介しましょう。

グリさんおつかれっす!

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「赤ベコおばさん」

演出が起こる度、「無い無い、無い無い」とばかりに大きく首を振る。

ほぼ毎ゲーム演出の起こるような機種だと、ずーっっと無限に首を振り続けている。

隣に座ると気になってしょうがない。

いつ行ってもいる上、いつも首をブンブンやっているので、絶対隣に座らないようにしている。

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あ、赤べこ…!

これねぇ~、ちょっと申し上げ辛いんですけど、俺もやっちゃってるかも。

さすがにずっとはやらないけど、魚群とかの時はつい「駄目だな」みたいな感じで首振っちゃう。

これなんなんだろうね。我ながらどういう心理なんだろうか。

多分「当たる!」みたいな感じで期待しちゃうと、外した時のダメージがデカいんで、「期待してないですよ」って素振りで予防線を張るみたいな、そういう意味なんだろうか。

自分でも謎ですが、あるとしたらそれだなぁ。

んで、世の中にはそうじゃなくて、マジで「台と会話してる」人も結構いると思うんですね。

ちょっと説明しましょう。

台の中にはちっちゃいオッサンがいる

これ大昔にファミ通かなんかで読んだ話な気がしますが、いわゆる「ファミコンカセット」が壊れた時、自分で修理しようとしてカートリッジをこじ開けるオヤジというのが昭和・平成初期は一定数いたそうなんですよね。

ファミカセがぶっ壊れた、というのはこれは半導体のトラブルの可能性が高いわけで、物理的・機械的にどこかが止まってるからそれを直せばまた遊べる、みたいな発想ってそんなに無いと思うんです

ところが俺が読んだ話では、例えばドラクエかなんかの画面のスクロールについて、ファミカセの中に巻物みたいなフィルムがあって、それがマキマキと動く事によって実現されてると勘違いしちゃうオヤジがホントにいたぞと。

そしてそういう人はなんかバグった時に、その巻物の動きがストップしたせいだと判断して、物理的に直そうとするらしく、箱をこじ開けちゃってたらしいんですな。

これはデジタルネイティブ世代からすると「作り話」に思えるかもしれないんですが、40代の筆者からするとギリギリで理解できるんですよ。

なぜなら当時、爺様婆様がファミコンのことを「ピコピコ」と呼んでたのは有名ですけど、いまおもうと40代くらいの人のなかにもそういう人はいて、ようするに「機械音痴」とか「コンピューターアレルギー」みたいなのって、今の人が思うよりずっとずっと広く浸透してたわけです。

例えば筆者がインターンとしてとある会社で勉強させてもらった25年くらい前は、まだそろばん使ってるオッサンは普通にいましたし、なんなら「出来る男はロータス(昔はエクセルじゃなかった)じゃなくてそろばんを弾くものだ」みたいなよく分からん価値観みたいなのもちょっとありました。

90年代というのはホントにカオスな時代で、過去と未来がマーブルカラーにごちゃ混ぜになった、ある意味ではファンタジックな時間だった気がします。

例えば、「バーチャファイター2」や「チビT」それに「コギャル」が流行った年、Windows95のためアキバに行列ができてる傍らで、なんと全国の商業高校では満を持して「電卓検定」なるものをズドンと新設したりしています(当たり前だけどすぐタイピング検定に合併)。

その5年後、日本初の政府系メールマガジンである「小泉内閣メールマガジン」が発足しおおいに流行りましたが、各コンテンツの名前は「小泉首相のらいおんはーと」とか「大臣のほんねと~く」という正気を疑うものでした。

この辺はまさしく「デジタル・ディバイド」という言葉がしっくりくる現象であり、70年代生まれの人間はこのような「オヤジの世代がやることは常に古すぎて話にならねぇし説明してもわかってくれねぇ」みたいな諦観を持ってる人が多く、またオヤジ世代も我々のことを「ジェネレーションX」としてちょっとバカにしてた風潮があります。

79年生まれの筆者は滑り込みでこのX世代に該当するわけですが、その筆者からすると冒頭の「うんうん頷きながらパチンコ打つおばさん」の話も、また別の色合いを帯びるわけです。

そう、それは「赤べこおばちゃんは台と会話してんじゃねぇかな」というもの。

ファミコンのオヤジもそうですけど、人は理解できないものを理解しようとする時、自分の理解できるものに置き換えようとするんですね。ソフトウェアとかプログラムなどは全く分からない人にとってはもはや抽象なので、それを形而下(けいじか)において理解するには「ファミカセのなかに巻物がある」とかそういう理解に【なってしまう】のです。

で、それを「パチンコ」に置き換えると、多分「中に人がいる」とか「台に意思があって自分で決めてる」とか、そういう風になるんじゃないですかね。

奇しくも日本はアミニズム(汎霊説)の国ですし、物質に人格を与えて扱うのは得意。

なので「赤べこおばちゃん」は、もしかしたらそういう人なのかもしれない。

というか、爺様婆様がやたら台を撫でたりシバいたりするのって、要するにそういう事だと俺はこっそり思っています。あいつら言うことを聞かない孫は物理制裁で泣かしてきた人らなので、台くらいゲンコツするでしょう。

下手したら台パンする前に拳にむかって「ハァ~」って息吐きかけてるまである。

だからまあね、頷いたり首振るくらい、許してやってくれ……!

皆様の体験談を大募集!

隣に座ったヘンな客…アナタの体験談を教えてください!

ライター・あしの氏が当コラムにて紹介させて頂く…かもしれません。

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コチラから送ってください!!!!!
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