
どんなタイプの機種が有利なのだろうか?
新台登場のサイクルが非常に早く、極端な話2~3ヶ月でホールに設置されている機種が総入れ替え状態になってしまうような現在、すべての機種を試し打ちして把握するのは極めて困難なこと。
が、機種の特性を把握して有利な機種にターゲットを絞って立ち回っていくことで、円滑な立ち回りを実現することができます。ここでは、どんな機種が狙い目なのかについてお話ししていきましょう。
基本的に狙い目となるのは、「技術介入で差のつきやすいタイプ」の機種です。お店が利益を上げる(割数調整)のは、通常はシマ単位で帳尻を合わせようとしています。
ストロークや止め打ちを意識せずに打つと回転率が下がってしまうような機種(技術介入性の高い機種)の場合、大多数の人はストローク調整や止め打ちを実践していませんので、普通の機種よりも回転率が落ち込みやすい。つまり、店側があまり悪くない状態で営業する可能性が高いのです。
そんな機種は、一般のお客さんにとっては普通でも、しっかりとストローク調整や止め打ちを行う人にとってはかなりアマい状況になりえます。
スペックが悪かったり、お店の営業形態(交換率など)が悪い場合は、保3止めの効果も相まって、なおさらそんな状況が生まれやすいのです。
「どんな機種が他人との差をつけやすいか」の把握も重要です。
①デジタル開店時間が長い

消化ペースが遅い、イコール保留ランプが埋まりやすいということ。保3止めの機会が多くなるため、打ちっ放しの一般客が回転率を下げやすいといえます。
なお、同じ消化ペースが遅いタイプでも、リーチ時間が長いことが原因となっている機種はこれに当てはまりません。いくら何でもリーチの時ぐらいは打ち出しをヤメる人が多いでしょうからね。
②スペックがカラい

よほどのボッタクリ店でない限り、スペックがカラいなりによく回るような釘状態になっているはず。回転率が高ければ高いほど、これまた保3止め打ちの機会が多くなり、止め打ち効果が高くなるのです。
③盤面上部にワープ入口がある

ストロークによって回転率に大きな差が生まれやすいので、ただ漠然とストローク調整をしている一般客が回転率を下げやすい。
基本的にホールはお客さんのレベルに合わせた営業をするので、このタイプの機種は悪い状況になりにくいといえます。ここ数年、ストローク調整の工夫で回せる機種は結構多いですよ。
④確変・時短中の止め打ち効果が高い

最近はどのメーカーも止め打ちができない仕様になってきつつありますが、まだまだ効果の高い機種は存在します。
これも実践するしないでは大違い。なお、確変・時短中の止め打ち効果とは「玉が増えるか否か」ではなく、「止める機会が長いか短いか」ですのでお間違えなく。小デジタルの消化が遅ければ遅いほど効果が高いといえるでしょう。
和泉純の「今」だから語れること

どんな機種がアマめに扱われやすいかの傾向について考察した回。
今だとやっぱり「海シリーズ」ということになる。この頃のように
「海シリーズ」を打つ年齢層が高いせいか、どの店にも「玉をたくさ
「それ損してますよ」と教えてあげたいが、彼らプライドが高そう
こういうのもシマ全体がアマくなる原因になっていると思われる。
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