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【デジパチにも影響大】パチンコ台の性能を大きく変える"ネカセ"について日本一丁寧かつ分かりやすく解説【FREE's archives】

【デジパチにも影響大】パチンコ台の性能を大きく変える

<FREE's archives #48>虚心坦懐の「浅学寡聞は損の元」

当連載<FREE's archives>では、過去に掲載された『パチマガスロマガFREE』の記事の中から、特に内容の濃かった&反響の大きかった記事を改めてご紹介します。

はじめに

虚心坦懐の「浅学寡聞は損の元」、第11回。

 


 

今回はネカセについて。アナログ機は随分少なくなりましたが、実はデジパチにも大きな影響を与えることについてのお話をしていきたいと思います。

「ネカセ」とは!?

パチンコ台を設置する際、台に傾斜を付けて据えた状況を指します。パチンコ業界の大工的な人は、「オコス」とか「ネカス」と表現し、虚心の周りのプロ連中は「手前ネカセ」「奥ネカセ」などと表現したりしています。

なぜ、傾斜を付けて設置するのか?という疑問があるでしょう。これには、明確な理由があります。

傾斜を付けることで、台の性能を大きく変えることができるためなのです。

傾斜角には決まりがある!

傾斜を付けて良い角度は実は決められていて、傾斜角は約0~1°の間のみです。正確には、90°~89.03°の範囲でしか傾斜は付けられないのです。

 

《パチンコ台のネカセの表記》

パチンコ台の高さを約810mmと仮定すると…

傾斜
傾斜角度 上部の長さ
0分0厘 90° 0㎜
3分0厘 89.36° 9㎜
3分5厘 89.25° 10㎜
4分0厘 89.14° 12㎜
4分5厘 89.04° 13㎜

…と、上記の範囲内で、傾斜を付けることが、可能となります。

因みに、パチンコ業界の方々は傾斜を○分○厘で表現することが多く、虚心の周りのプロ連中は上部の長さを基準に表現することが多いです。

ネカセによる影響は!?

先ずは虚心達が数年前、実機を使って手前ネカセ20回転/千円の台を傾斜のみ変え、それぞれ1万発打ち込んだ際の回転率を見てみましょう。

 

《CRスーパー海物語in沖縄4で検証》

傾斜
傾斜角度 上部の長さ 回転率
0分0厘 90° 0㎜ 20.0回転/千円
3分5厘 89.25° 10㎜ 22.4回転/千円
4分5厘 89.04° 13㎜ 24.3回転/千円

…というように、約1°の違いで約4回転もの差が確認されました。

 

また、アナログ機に至っては大当り確率自体が大きく変わるため、勝敗に大きな影響を与えます。例えば「CR天下一閃」は奥ネカセ、「CR RAIZINMAN」(→リンク「モバイルサイト独占公開埋め込み動画」)は手前ネカセが良いなど、機種ごとに変わります。また、私が解説した「CR天龍∞」などのように、ネジレも絡むものもあります。(→リンク「モバイルサイト独占公開埋め込み動画」)

そのため、爆勝ちに結びつくことも…。

パチンコ 爆勝ち ドル箱 大量出玉 パチンコ 爆勝ち ドル箱 大量出玉 台間サンド 持ち玉

ネカセって頻繁に変えられるの?

2006年頃くらいに傾斜変更器具が登場しました。

台の設置前の木枠の上下に「大○マン」とか「どん○しゃ」といった金具の設備を取り付けることにより、いちいち木枠からはずしてネカセを調整する必要がなくなり、手軽に変えられるようになりました。

まとめ

デジパチでは、沖縄4で検証したように、基本「奥ネカセ」の方が回転率が上がりますので、台選びの際は釘だけでなくネカセを読むことも大事になります。また、傾斜変更器具を導入しているホール、導入されているシマを知っておくことも大事です。なぜなら、設置されていないホールやシマは、多少釘状況が悪くなっても、ネカセのおかげで回ってしまうことも少なくないからです。

ネカセを判断するのに、スマホの水平器やライターなどを使う方もいますが、実はあまりアテになりません。ネカセの見抜き方については、また、私のコラムででも(笑)。

 

以上、台のネカセは見抜けても、お気に入りのキャバ嬢は全くネカセられない虚心でした(笑)。


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