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パチンコ演者の「負け収支アピール」論争に終止符を打つ!

橘リノ 現役設定師

Xって本当疲れる

負けたというと叩かれて、勝ったといっても叩かれるパチンコライタージャイロが業界ニュースをいっちょがみしていくジャイロニュースのお時間だ。

今回は演者(来店マン)がマイナス収支を公表する是非について語りたい。

これは先日、Xが大いに荒れて自分も意見させてもらった事案である。

事の発端は橘リノさんが6月のスロ収支についてXでボヤいたことに始まる。多分だけど、深い意味はなく、彼女はちょっとボヤいただけのつもりだったんだろう。俺もTLで目に入っていたが大して気にとめることはなく、荒れてインプレッションが伸びてオススメに色んな人の意見が浮上してくるまでは見たことすら一旦忘れていたくらいだ。

だからここまで炎上するなんてまったく思っていなかったし、彼女以外にも多くの来店マンさんは「今月もコレ!」と何十万も負けている収支表を公開していたりもする。個人的には「それどうなの?」とは思っていたが、演者や来店マンさんがマイナス収支を公表する理由もよくわかるので静観していた。

今回これだけ騒ぎになったのは彼女のインフルエンサーとしてのパワーが飛びぬけているというのもあるのだろう。俺が同じことをやっても多分こんなに注目されないからなw

で、橘リノさんのこの軽いぼやきともいえるポストに噛みついたのが現役設定師さんだった。

「プライベート収支ならともかく、業界から金貰って打ってる人間がこれ発信してどんなメリットがあるんですか?」

上記は現役設定師さんのポストであり、個人的には同意できる。呼ぶ側、ホール側からの視点だと至極まっとうなご意見だ。だが橘リノさんの気持ちもよくわかるのだ。

なぜなら今の演者(来店マン)は勝っている収支をアップすると「指定台」だの「ツモ率おかしい」だの叩かれるのである。

 

叩くやつは勝っても負けても結局叩くんだよ

パーラーフルスロットル、というまとめサイトで「りちゃのすけ」と検索していただければわかるが、彼女も来店ウーマンとして日々ホールにて実戦し、そのホールの良いところを多方面に伝えているいわばインフルエンサーである。その彼女、スマスロからくりサーカスで400万円のプラスを達成したとか。これは素晴らしいプロモーションであり、彼女の行く店のからくりサーカスは本当にすばらしいことの裏付けだ。20年前ならからくりプロとして賞賛の嵐だっただろう。

ところがである。現在は違う。まとめサイトを見てもらえばわかるが、賞賛どころか一般ユーザーたちに噛みつかれているのである。

「設定を教えてもらって儲かってますね」とか、なかにはめちゃ細かく数字を計算している人間までいた。

仕事を終えて、貴重な余暇の時間で嫌いな来店マンの収支やらツモ率やらを延々とデータ集計してるんだ。

この背景には何があるのか、考えてみると、それだけ一部のユーザーからはホールや演者への不満や不信感、または期待の裏返しみたいなのがあるんだろうか。

俺がからくりサーカス好きなら「りちゃのすけって人の行くホールでからくりサーカス打てば勝てるんや」と思ってそのホールに行くけどな。

これが演者が勝っている報告しづらい現状である。

演者が負けていると、お前のいくホールはダメホールばっかなんじゃねえの? って絡まれるから当然勝ちたいのだが、勝ってます報告をすると今度は粗探しされ、指定台ですか?と疑われる。

自分の行くホールはこれだけ勝てますよとアピールしたとしても、その報告でこうも粗探しされ叩かれるのでは結局頑張ってくれたホールさんに迷惑をかけてしまう。

現役設定師さんの言っていることをまとめると、

「演者が負けている=そいつの行くホールはダメホール」の認識になってしまう恐れがある。ホールは広告宣伝費を使ってPRしてもらうために呼んでいるのにマイナスプロモーションをするな」

ってことだが、今のユーザーは演者がマイナス収支だとキャッキャ喜ぶのだ。なので演者がマイナス収支をアップしてしまう理由のひとつはそこにあるんだ。クソほど負けてるならせめてそれをアップしてメシウマしてもらってインプも稼いで供養しようと考えるのも自然な話ではある。

演者が負けていると「よし! こいつは設定聞いてないな!」「店に教えてもらってないな!」とうんうん頷くのが今のユーザー。なのでむしろマイナス収支を公表する方が演者のプロモーションとしては正しいのではないか、という印象すらある。

でも考えてみてほしい。果たしてこれが「パチンコスロットを盛り上げる」ことになるだろうか?

そもそもパチンコスロットを盛り上げる、ってどういうことなんだろう?

スロは設定1しかない、パチは千円14回しか回らない状況で「パチンコスロット、こんなに面白いんだよおおお! きみも打ちにおいでよおおお!」ってやることか? 違うだろ。

スロットだと高設定台ツモ、パチンコならぶんまわり台ツモがイメージできる状態。要は勝ちを意識して打ちに行くのが面白いんだし、それができる環境があれば盛り上がるんじゃねえのかと俺は思う。

そして演者、ないし来店マンはユーザーに「パチンコスロットは勝てるんだぞ」って道を示して打ちにきてもらうこと、これがパチンコスロットを盛り上げるってことじゃないか?

20年前30年前、ライターないしパチプロにあこがれたのはなぜだ? 彼らが勝っていて、俺もそうなれる、って思えたからじゃねえのか? 

4号機時代はよかった、って声を聞くけどじゃあなぜ4号機時代はよかったんだ? 爆裂ATなんて低設定打とうもんなら火傷じゃすまねえレベルで負けたぞ?

答えは「勝てた」「勝てると思えた」からじゃないのか?

引くほど演者が負けていて、「よし、じゃあ俺パチンコしてみるわ」「俺もスロットやってみたい」と思う人が出てくるだろうか?

スロットは6号機で冷え込んだが、いまかつてないほど盛り上がってると思う。パチンコの稼働も上がってきている。お客さんが増えれば設定はもっと入るし、もっと回せるようになるし、そうしたらもっとお客さんが増えて、それを受けてさらに設定が~という好循環が生まれるんだ。これはここ数年でよく実感したことだ。

もちろん今は4号機時代ではないしユーザーの求めるものが当時とまったく同じではないだろう。演者は邪魔! いらない! って声もわからんでもない。でもどんな企業にも広告宣伝費というものがある。ライバル店に負けないよう、お客さんを逃がさないよう、むしろ増やすために広告宣伝費を使って演者を呼んでいるのだ。

演者いらなーい!って文句言うよりも、あなたのホールに演者が来るなら「しっかり俺の行くホールを盛り上げて客増やせよ、負けたら俺の行くホールがボッタって思われて客が減るからな」と考えた方がいい。800台以上の巨大ホールが珍しくなくなった昨今、演者が1台優秀台を押さえたところで大勢に影響はないし、なんなら演者の打っているシマに便乗するくらいの図太さがあったほうがパチンコスロットは面白くなるぞ。

また、ホールもそんなに余裕があるわけじゃないから巷で言われてるほど湯水のごとく広告宣伝費を使ってるわけじゃないんよ。使ってしまった広告宣伝費を無駄にさせるより、最大限活用してもらうことを考えるほうがプレイヤーにも利はあると思うぜ。

お前は演者側だからそんなことが言える、って声もありそうだが、鳥貴族で働いてたころから、演者は勝つべきだと思っていたよ。

広告塔が負けてたら何のPRにもならないもん。自分の行くお店を冷え込ませるより、盛り上げてくれる演者のほうが打ち手にもメリットはある。

盛り上げる方法といったら「そのお店がいかに勝てるか」「そのお店がいかに優秀か」を魅せることだと思うぜ。演者が負けてたらなんのためにホールは演者を呼ぶのか。

だから演者は勝って当たり前、負けてたら「演者引退しろ」って言う世界の方がまだ正しいと思うし、その方が業界は盛り上がるよ。

マイナス収支を堂々とアピールする奴は演者やめろってことじゃないぞ。「演者は勝ってろ」って世界になれば、演者がわざわざマイナス収支を出していいねを集めるようなこともなくなるんじゃないかなって話だ。


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