※過去の「栄光なき名機たち」記事
チワッスあしのです!
パチスロ界に燦然と輝く名機たちの傍らで、ひっそりと咲く佳作たちを紹介するこの企画。
今回は2007年にオリンピアがリリースし た『ランボー怒りのパチスロ』 について。 1982年に公開されたシルベスター・スタローンの『ランボー』 と言えば、ベトナム帰還兵をとりまく差別と貧困とPTSDの問題 に鋭く切り込んだ傑作であり「戦場ではヘリを飛ばし戦車を走らせ 100万ドルの武器を任された。 それがここでは駐車係の仕事すら無いんだ!」から始まる長台詞が 胸にブッ刺さる「反戦映画の金字塔」です。 これが2作目からはいきなり頭にガソリンが詰まったかのようなア クション映画になるんですけども、どっちかというと有名なのはそ うなってからであり、もとは暗い反戦映画だった、というのを知っ てる人はそれなりの映画ファンだけでしょう。 そうじゃない大多数の人にとってはランボーはすなわち「スタロー ンがボウガンの先っちょにダイナマイトをつけた謎武器でアパッチ ヘリを撃墜するアクション映画」でしかなく、今作『ランボー怒りのパチスロ』もそっちの方のパチスロ化です。 出た時期が時期なので出玉性能はお世辞にも高いとは言えないので すが、20インチの全画面液晶による演出はかなり笑える出来にな っており、その辺が見どころといえば見どころ。
5号機・オリンピア/2007年
背面の客が振り向くレベル
というかこの機種のランボーは映画版以上にランボーしており、カ クついたポリゴンで描写されたスタローンが絶妙に似てて笑えるの はモチロン、丁寧にロックオンしたあと、発射したロケットランチャ ーをアパッチヘリが「スッ」みたいな可愛い挙動で避けたのち、も う一発いくぜみたいな感じでまた丁寧にロックオンしてロケットラ ンチャー打ったのが「スッ」と避けられる…みたいなのが頻出し、演 出の暑苦しさとバカバカしさでいうと相当なハイレベルに達してお ります。 あとこの機種のカクカクランボーは事あるごとに「ウォォォッ!」 みたいな雄叫びをあげる事でも有名であり、まあ確かに映画でも叫 んでるんですけども、なんぼ何でも叫びすぎかと。 なんか「誇張しすぎたスタローン」ってネタをやる芸人さんがいた ら多分こんな感じだろうなというのが余裕で想像できて、 打っててちょっとホッコリします。 どのくらい叫ぶのかというと、本機の目玉であるゲーム数不定のRT付 きボーナス「バトルフィールド」中はほぼ毎ゲーム叫ぶという狂っ た頻度であり大変に賑やか。 ただこれも最初は「マジかよ」とか思うんですが、妙な魅力がある のもまた事実であり、慣れてくるとちょっと気持ちよくなってくる という不思議な側面がありました。
導入初日か二日目か忘れましたが、筆者もこれランボー好きとして 打たねばならねぇと思って朝からいったんですけど、昼くらいにた またま3台並んでバトルフィールドに突入した際は間断なくどっか で「ウォォォォ!」「ウォォォォ!」と鳴りまくるというちょっと 異様な状態になり、背後で別の台を打ってたお客は何事かと振り返 って笑ってました。 まあ歴史に名が残る台というわけではないのですが、スタローンの 顔を含め「演出のバカバカしさ」という観点で思い出に残ってる人 も結構いるんじゃないでしょうか。 これと同系統の魅力を持つ機種にIGTの「ターミネーター」(ス トック機のほう)があるんですけど、こっちもこっちで演出がいち いち味わい深く、空を飛ぶホバー型兵器がクソ強という意味では被 る部分が多い。 奇しくも原作がスタローンとシュワルツェネガーという当時のハリ ウッドが誇る2大マッチョの作品同士ですし、妙な符号もあったも んです。
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RAMBO is a Registered Trademark of StudioCanal Image S.A. Film Footage from FIRST BLOOD,RAMBO:FIRST BLOOD PARTⅡ and RAMBOⅢ used with permission of StudioCanal Image S.A.,