【パチスロ名機】パチメーカーならではの演出推し!【夢夢ワールドDX】

4号機 名機

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッス、あしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機たちの傍らでひっそりと咲く佳作を紹介するこちらの企画、今回はSANKYOさんが2005年にリリースした「夢夢ワールドDX」について。

パチスロって基本的にリールありきというのが当たり前の価値観としてあって、それは今もそんなに変わらず。

ただパチスロというゲームにおいて「液晶」というものが占める割合は年々高まっており、パチスロが少しずつ、出目を楽しむのではなく「演出を楽しむ」ものになってきてるのは間違いありません。

そのような流れを語る際にマイルストーンになる機種というのがあって、異論もあるかもしれませんが筆者は「キングキャメル(初ミニリール&1ライン機)」「ガメラHGV(初ドーナツビジョン)」そして「回胴黙示録カイジ(初全面液晶+ミニリール機」の3つがそれだと思っています。

そう、そこに「夢夢ワールドDX」は入りません。

こいつも「カイジ」と同じ全面液晶+ミニリール機で当時としては非常に珍しくはあるんですが、なんせカイジより8ヶ月ほどあとに出てるので歴史に残した業績みたいなのが特に無いんですね。

言ってしまえば「出るのがちょっとだけ遅かった」感じ。もし出る順番が逆だったら、恐らくカイジのほうが影が薄かったと思います

当時のパチスロ開発のスパンがどのくらいだったかは良くわからないんですけども、リリースから納品、稼働開始までのラグを考えたとしても当時のSANKYOの開発者さんが「カイジを参考にして夢夢デラを作った」とは考えづらく、参考にしたとしても恐らく「ガメラHGV」と「キングキャメル」だと思います。

ただ、ロデオは「ガメラHGV」にて全面液晶に近いことを既に先行してやっており、さらにキンキャメを出したサミーは自分トコの親会社みたいなもんなわけで、それらを組み合わせてカイジを作った、というのはよく考えるとそこまで超絶斬新というわけでもなく。

一方でSANKYOさんは何もねぇところからいきなり夢夢デラをポンと作ってるという、ちょっとオーパーツじみた発明に挑戦し、そして成功してます(SANKYOさんのパチスロ参入機はボンバーパワフル。なんと夢夢が二作目です)

この辺は、なんか純然たるパチスロメーカーであるロデオとパチンコの雄であるSANKYOの開発思想の違いみたいなのもちょっと見える気がしますな。

ロデオは「これマジで大丈夫なんだろうな」と、ガメラを挟んでやや慎重に液晶の全面化を進めてるのに対し、SANKYOさんはそもそもパチンコにリールなんかねぇんだからと言わんばかりの勢いでいきなり夢夢デラ作っとるというか。

なんかそんな感じがします。

5号機 名機
SANKYO/4号機/2005年

中身は意味不明だったけどすげー面白かった

はいそんな夢夢デラですが、中身はA400のストック機でした。

システムは当時の機種のなかでも特殊な方で、規定ゲーム数を消化したら高確率や前兆などを含むモード移行の抽選が行われる、というもの。

「周期抽選」にちょっと違い近い形ですな。

抽選ゲームが丸見えであることと、そこで小役を引くことができれば移行先のモード振り分けが優遇される、みたいなギミックもありました。

また当時のストック機としては非常に珍しく、モード式でありながら連チャンモードみたいな「低い天井のモード」を備えていないという特徴もありました。

じゃあどうやって連チャンすんだよというと、これモードの概念がちょっと北斗に似ており、それが次回ボーナスの天井を決めたりするものではなく、いわゆる前兆モードのようなのに移行したら当たりが確定するという「モードの振り分け確率がそのまんま大当たりの確率を意味する」というヤツになってました。

従ってボーナス後にそういう前兆モードみたいなのに入った時が「連チャン」であり、その出現率が6以外は変わらないというのもよく考えると相当珍しいかも。

この辺はパチンコっぽいっちゃパチンコっぽいすな。

あとはCZっぽい役割の、いわゆるボーナス放出高確率状態に「スロットステージ」というのがありますが、これも個別に突入抽選がされてるのではなくモードの一つとして管理されてました。

要するになんでもかんでもモード移行のテーブルで管理されておるというのがめちゃくちゃ独特かつ複雑なところであり、当時内部の情報を読んだ筆者が「なんじゃこれ」「意味わかんねえ!」と思う程度には珍しく、んで珍しいがゆえに「理解が出来ねぇ」という現象が発生。

今あらためて調べるとこれはこれで結構スッキリしたシステムであり、むしろ「分かりやすい」まであるのですが、当時の筆者はその独創性(?)にアテられ、「なんかめっちゃ複雑な機械がでたなぁ」とか思いつつ打ってたものでした。

ちなみにこれ、面白いかどうかでいうと「めちゃくちゃ面白く」、当時出た機種群のなかではかなり上位の「好きな台」であります。

もともと夢夢ちゃんが好きだというのもあるのですが、やっぱこれ「カイジ」に比べても液晶の作りというか演出デザインやルールがしっかり作り込まれておる感じで、流石はパチンコメーカーは液晶歴が長いなぁとか、そんなような事を思ったのを覚えています。

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