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【パチンコ】女性演者に「パチンコ力の担保」は必要か?

将棋の「新制度問題」って知ってる?

女性ライターを忌嫌っている割にいざ目の前に立つとモジモジニヤニヤすることしかできないパチンコライタージャイロがパチンコニュースを語るお時間がやってきた。

 

今回は一見するとパチンコ業界の話題とは無関係に見えるかもしれないが、日本の伝統文化である将棋界で今、議論を呼んでいる問題について、同じ興行の視点からお話をさせていただこう。

将棋ファンの方には、日本将棋連盟が女流棋士の棋士編入に関する新規定を発表したことにより議論が巻き起こった「新制度問題」のことは記憶に新しいだろう。

駒の動かし方くらいしかわからないが、実は将棋そのものは好きで将棋系の動画を観たりしている私。

ご存じない方のために簡単に説明すると、将棋のプロには、性別を問わない「棋士」(いわゆるプロ棋士)と女性しかなることができない「女流棋士」の2種類が存在する。

棋士になるには「新進棋士奨励会」という将棋のエリートが集まる養成所に入り、会員同士の対局で6級からスタートする段位を上げていき四段になる必要がある。棋士とは四段以上のプロのこととも言える。四段になれば男女問わず棋士になれるが、2025年8月14日現在で四段になった女性はいない。

女流棋士は棋士とは別のプロ制度であり、奨励会に入るか、奨励会の下部組織である「研修会」で上位クラスに入れば、女流棋士になる資格を得ることができる。また、アマチュア出場枠のある女流公式戦にアマチュアとして出場して好成績を収めるというルートもある。棋士と比べれば取得難易度はかなり緩い。だが「女流」なのでなれるのは当然女性だけである。

四段になれないどころか、奨励会に入れなくても女性ならプロになれてしまう。女流棋士は四段以上のプロである「棋士」になれる実力がないにもかかわらず、女流棋士というプロとして活躍の場が与えられ、もちろん将棋で生計を立てることが可能になる。

正直なところ、この女流棋士制度は男性差別、女性優遇だと思う。男性には女流棋士のような棋士になれなかった時の救済ルートはなく、そのまま世間に放り出される。奨励会には年齢制限もあり、26歳までに四段になれなかったらプロとしての活躍は諦めるしかなくなる(三段リーグで勝ち越していれば29歳まで延長できる)。将棋で生計を立てることは基本的に叶わない。

そのため、将棋業界では「男はプロになれなかったら中卒で世間に放り出される」と言われている。それもあってゼロからでもギリギリやり直せそうな26歳が年齢制限なのだろう。近年はしっかり高校や大学に行く奨励会会員も増えたようだ。

また、女流棋士がプロ棋士になる編入試験というものも存在し、女流棋士からプロ棋士になる道がある。しかし、女流棋士3冠というトップクラスの女流棋士でもプロ編入試験に不合格となった。編入試験からプロ棋士になった女流棋士は一人もいない。

で、今、その女流棋士をプロ棋士にするための新制度が生まれようとしているというわけだ。羽生九段の提案により、今後は女流棋戦であるヒューリック杯白玲戦のタイトルを通算5期獲得した女流棋士はプロ棋士になれるという。

女流棋士内の戦績だけでプロ棋士になれてしまうその制度は、四段に見合わない実力の者をプロ棋士にしてしまうんじゃないかと危惧し、「棋力の担保は取れているのでしょうか」と待ったをかけたのが藤井七冠であり、世間では賛否両論あった。

運が勝負に影響する割合がカギを握る

藤井七冠の気持ちも、将棋連盟の考えもどちらも理解できる。

「棋力の担保は取れているのでしょうか」との言葉のとおり、藤井七冠は棋力が担保されていないなら反対ということだろう。自分も同じ考えである。実力が担保されていないなら安易にそのような制度を作るべきではない。

しかし将棋連盟の考えもわかるのだ。将棋も興行のひとつ。スポンサーをつけないといけない、ファンも増やさないといけない。他の業界を見渡せば麻雀やパチンコは女性を増やすことで盛り上がっている。麻雀は下手でも女性なら簡単にプロにしてしまう。見ていてがっかりするレベルの実力の女性雀士は多い。魚谷さんなど一部上手い人はいるが。

また、パチンコは台に座ってしまえばそこから先の上手い下手など将棋はおろか麻雀と比べてもほとんどないに等しい。だから女性でも問題なく活躍できるし、女性を入れたことで盛り上がった(ように見える)。

将棋連盟としても女性の活躍の場を増やし、ファンを増やしたい、という考えがあるんじゃないかな?

しかし! 私は無理に女性のプロ棋士を作るのは逆効果だと考えている。

女性が多く活躍している業界である麻雀やパチンコ・スロットは割合に差はあれど、いずれも運の要素が大きい。そのためプロと呼ばれる人と一般人の差が運で埋まることが多くあり「ごまかしが効く」のだ。

麻雀はそこそこ打てる一般人とプロが卓を囲んでも長期だと徐々に力の差が出てくるが短期間なら勝負になる。

パチンコも同じで私や和泉さんのようなプロとほぼ素人である女性来店マンが対決したとしても短期ならどちらが勝つかはわからない。多くの収録や実戦は基本半日程度であり、運に左右されやすい。またスロットはたまたま座った台が高設定、パチンコもたまたま座った台がよく回る、といったことが大いにありうる。加えてデジパチで当りをどれだけ取れるかは完全に運だ。実力が見えにくいことに拍車がかかる。だから麻雀もパチンコも多少腕が劣っても容姿が優れていたり愛嬌があれば一線で戦えるし、ファンも増えるのだ。パチンコなんて女性来店マンが幅を利かせすぎているせいか負けているのが正義で勝っているのが悪かのような曲がった見方をするファンもいるくらいだ。

しかし、将棋は実力がモノをいう世界。基本は勝った奴が偉いし、勝ち続けないと生き残れない。たまたま指した手で素人がプロに勝つなんてこともありえない。短期間でも大きな実力差を運でひっくり返すことができないのでごまかしが効かない。

競馬はどうだろう。女性ジョッキーも増えた。しかし、彼女らの参入でファンが増えたかと言えば微妙である。なぜなら競馬は実力の世界だからだ。そのため、上手い騎手や強い馬に人は惹かれるしそういう騎手や馬のファンも増える。

なんだかんだ武豊ルメール川田戸崎といった上手い騎手が注目される。女性だからといって優遇される世界ではない。

ただ、現在女性ジョッキーで注目を浴び、話題をさらっている「レイチェル・キング」という騎手がいる。彼女はいまやキング姐さんのあだ名でファンから親しまれ、彼女が乗るというだけで人気になるほどである。

だが彼女とて来日直後はそこまで人気があったわけじゃない。彼女はGⅠも勝ち、ここのところは重賞も連勝し、男性顔負けの結果を残している。結局は女性である以前に実力があるのだ。だからこそ彼女は人気もあるしファンも多いのだろう。騎手とはルックスや愛嬌だけで仕事が来る、あるいはファンがつくような職業ではないのである。

将棋も同じことが言えるのではないか。結局、女性を編入させても将棋人気が上がるとは思えない。むしろ棋力が足りていない女流棋士をプロ棋士に編入させて、その棋士に未熟な将棋を見せられたらファンが離れる可能性もある。

さらにいえばその制度で女流棋士がプロ編入したところで女流棋士も不幸になる未来しかないだろう。

現時点でも女流のトップですら四段になれずプロ編入試験にも落ちる程度の棋力しかないのに、特例ルートでプロ棋士になったところでプロ棋士に圧倒されるだけだからだ。

 

 

パチンコ力を担保しろとまでは言わないけどさ

さて結論。女性を編入させると活性化する興行・そうでない興行となる分岐点はハッキリしており、「実力の世界かどうか」である。

実力がごまかせる世界なら全体の人気を上げるためには女性編入をしていく戦略は有効だ。しかし、実力にごまかしが効かない世界なら女性編入は安易に行うべきではない。

パチンコは再三語ったように前者の世界である。ただし、すべての女性パチンコ演者に釘読みや止め打ちのようなパチンコ力の担保を求めることはしないが、曲がりなりにもプロの演者ならば、エアバイブやキリンフラッシュが発生しても理解できずに流してしまうような知識で人前に立つのはやめて欲しいとは思う。


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