
ハネモノや一発台ではもちろんのこと、デジパチでも最近では盤面だけでなく筐体のあらゆるところに設置されてきた「役物(役モノ)」。
中には“ギミック”と呼ばれて巨大化したり、パチンコの進化とともに現在に至るまで発展し続けてきた。
そんな「役物の世界」を振り返るのが、このコーナー。
今回取り上げるのは、「CRデルデルモンスターS」(2003年・Sammy)だ。
それでは、GO!!
『原人王』の兄弟機として登場した激レア台!?

画一化されたスペックのCR機ばかりが幅を利かせていた時代に、突如出現した『CR原人王(2003年・Sammy)』は当選確率1/120→1/89.8・確変突入率2/3・以後1回継続・10回リミッター・大当り出玉約1100個(10C×8R)・すべての大当り終了後100回転時短突入(※リミッター達成時除く)という破格のものだった(※タイプ『F』。確率が甘く出玉少なめの『H』もあり)。純正に確変リミッターを達成しなければ時短が付くので、時短引き戻し込みなら10連チャン以上もしまくり、とにかく甘い当時の新生権利モノのような爆裂機だった(※時短引き戻し率は実に約56.7%)。そんな時代の異端機と共に登場した兄弟機のような権利モノが本機『CRデルデルモンスターS』である。

『原人王』と同じ3つのドットを使用しながらも、本機には役物による振り分けもあり、玉の動きによるパチンコ本来の面白さを追求した新生権利モノだった。
ゲームの流れは、まずドットの左上にある「オープンチャッカー(in)」に玉を入れる。

すると電チューが2回開閉するので、この時玉が入ると役物内へ(※確率変動時は約5.8秒×1回のロング開放)。

玉が役物内中央穴を通過すれば、ドットが変動開始。中央穴入賞率は見た目上は1/3だ。

ドットがゾロ目(1・3・5・7で確変、2・4・6・8で通常)で権利発生。

あとは右打ちで大当りを消化するだけ。
当選確率1/15→1/8.3・出玉約1850個(9C×15R)・確変突入率1/2・以後1回ループ・リミッターなし。さすがにこのスペックの甘さでは時短は付いてなかった。

当時としてはドットながら多彩な演出で楽しめた。
オバケリーチは上部表示器のオバケの動きにあわせて左右図柄が吸い込まれる。
魔女リーチは上部表示器から飛び出した魔女の動きにあわせて図柄が変動。
ドラキュラリーチは右図柄が点灯→消灯を繰り返しながら変動。

ドットを覆う“隠し扉”が動く演出は総じてアツかった。
狼男リーチは右図柄が閉まる扉をこじ開けようと伸縮しながら変動。
フランケンリーチは後半で扉が閉鎖して図柄を隠そうとする高信頼度リーチ。
全回転リーチは上部ドットに花火が打ち上がり、ゾロ目のまま回転する。

ぶっちゃけ『原人王』でもレアだったので、本機の導入台数は激レアだったし、『原人王』共々とてつもなく甘い機種だったため、設置期間は普通のCR機よりはるかに短かったと思う。当時打てた人はラッキーだし、本機で爆出しできた人は超幸運の持ち主と言えるだろう。時期的には権利モノやハネモノが続々復活した時代だったのだが…結局は海物語をはじめとする普通の液晶のCR機を脅かすまでには至らなかった。今振り返ってみると、そのメインシェアを占める液晶CR機にも演出を飛ばせる「スキップ機能」搭載機が次々と出てきてたりして、いろんな機種がとにかくたくさん出てきた楽しい時代だったなあ。
<つづく>
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(C)Sammy
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