
ハネモノや一発台ではもちろんのこと、デジパチでも最近では盤面だけでなく筐体のあらゆるところに設置されてきた「役物(役モノ)」。
中には“ギミック”と呼ばれて巨大化したり、パチンコの進化とともに現在に至るまで発展し続けてきた。
そんな「役物の世界」を振り返るのが、このコーナー。
今回取り上げるのは、「CRデカインカ」(2004年・銀座)だ。
それでは、GO!!
超巨大ドラムが新たな興奮を呼び覚ます!?

当時としてはパチンコ史上最大となる横10cm×直径11cmの巨大ドラムを搭載した本機。
超デカドラムの左右に隣接するのはこれまた巨大な7セグであり、当時も今も唯一無二と言える圧巻のビジュアルを誇る。
スペックは3タイプあり、『NH3』が大当り確率1/344.3→1/60.8・確変突入率1/2・すべての大当り終了後時短100回付きのフル時短タイプ、『NK3』が大当り確率1/322.3→1/60.4・確変突入率1/2・確変大当り終了後時短100回付きのハーフ時短タイプ、『NS』が大当り確率1/317.6→1/59.5・確変突入率1/1(ST40回転)・ST終了後時短30or100回付きのSTタイプで、出玉は共通の約1900個だった。

本機の最大の特徴が、巨大7セグと巨大ドラムによる二段階抽選システムで、最初に7セグが揃った場合にドラムが同一図柄で停止すれば大当りとなる仕組みになる。
左右にある7セグが3or7揃いでまずは第1抽選クリア(確率約1/50)となり、第2抽選ではドラムが回転して対応した図柄停止(確率約1/6)で大当りとなる。
7セグがすべて7で揃い、ドラムも7で停止すれば確変大当り(※『NH3』『NK3』)だ。

7セグがすべて3で揃い、ドラムにも3が停止すれば通常大当り(※『NH3』『NK3』)となる。大当り図柄はこの2種類のみ。『NS』の場合はST100%なので、どちらでも確変大当りだ。

ドラム上にある「インカランプ」は、ココが点灯している間に大当りした場合、確変大当り確定となった(※確変確定状状態システム)。

ステージにはLEDを28個敷き詰めたクルーンを搭載し、玉が自由に回転して落ちる様から「スーパーフリーフォール」と名付けられていた。

同社の『CRセブンレイ』(2003年)以降の筐体には「バイクハンドル」が搭載されていたが、本機よりハンドルが改良され、持ちやすくなった。まあ角度的にはバイクハンドル時を継承しつつ、先っぽを普通に戻したってことね。

7セグの変動パターンは左3つ&右の上・中に同一図柄が止まった場合に、右下の7セグが1コマずつ進行するのがノーマル変動。コレが基本だが、左右に巨大な数字が出現する「拡大コマ送り変動」や蛇がうねるように図柄が下から現れる「スネーク変動」、激しい効果音と共に図柄が停止して発展する「メテオ変動」などバリエーションも豊富にあった。

7セグの変動開始時にドラムが振動して回転し始めれば連続予告。
1回目・DEKAINCA→2回目・コウモリ→3回目・ジャガー→4回目・Vとなり、Vまで行けば大当り確定だった。

全図柄が激しく切り替わり、7セグに「ERA」が表示されれば大当り確定。
また、7セグにUFOキャッチャーのアームが出現するプレミアムもあった。
さらには、7セグ抽選での揃い方とドラム抽選時の挙動の法則崩れ(※例えば、ノーマル変動での7セグ揃い時はドラムもノーマル変動で抽選されるが、「逆回転」などの挙動をした場合など)で大当りが確定した。
このように本機はこれでもかというほど作り込まれており、アナログ感を前面に出した画期的な機種だったが、液晶機を凌駕するほどのヒットには至らず。結局、マイナー機のままで終わった。当時は行きつけのパチ屋にもほとんど入らなかったし、わざわざ店舗検索して他県に遠征したくらいだが、甘デジとかで出していたらもっと良かったかもしれないね。
<つづく>
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