ハネモノや一発台ではもちろんのこと、デジパチでも最近では盤面だけでなく筐体のあらゆるところに設置されてきた「役物(役モノ)」。
中には“ギミック”と呼ばれて巨大化したり、パチンコの進化とともに現在に至るまで発展し続けてきた。
そんな「役物の世界」を振り返るのが、このコーナー。
今回取り上げるのは、「CRGoGoピラミッド」(2017年・A-gon)だ。
それでは、GO!!
ハネモノ&一発台の魅力がミックス!?
2015年に突如『CRA-gon昭和物語』を発表し、約40年ぶりに手打ち式パチンコを復活させたA-gon(エイゴン)。社名の由来はギリシア語の“アゴン”であり、一定のルールの中でスリリングなことを楽しむ&遊ぶ等の意味があるらしい。
その後、2016年には手打ちパチンコ第2弾として『CRA-gon天空の球物語』『CRA-gonハッピークルーン物語』を発売、そして2017年に同社初の電動ハンドル搭載機として登場したのが本機であった。
枠を見れば、SANKYO・JB系の「EVOL枠」からV-コントローラーをなくしたバージョンになっていることがわかる。かつて『CRA-gonウィルスブレイカー』という機種が検定通過しており、2012年にJBから『CRウィルスブレイカー』が登場した背景からも、その関連性はわかる。
本機には『2000』と『1000』の2タイプがあり、大当りすれば前者は約2000個・後者は約1000個の出玉が獲得できた。
ゲーム性は「見てわかるアツさ」を追求した究極のアナログガチ抽選。目の前で玉の動きを存分に楽しめる仕様になっている。
まずは、盤面に3か所ある「Go」(スタートチャッカー)を狙う。Goに玉が入賞すると、最上階のGoの下にある電チューが4回開放し、ここでハネに玉が拾われると大当りのチャンスとなる。ちなみに1回のGo入賞でハネ役物が玉を拾う確率は驚異の約109%!! もちろん複数個拾われる可能性だってある。
ハネに拾われた玉はまさに巨大ピラミッドの内部を探索するかのように、釘の森を潜り抜けながら下へ下へと進んでいく。途中には「ドクロ穴」が待ち構えており、ここに玉が囚われればまさしく「ミイラ取りがミイラになる」ということになる。
そして、盤面最下部にある「VICTORY」に見事入賞すれば大当りだ。このVまでのルートは常に1/2であり、その数は3958通りにも及ぶ!!
大当りは右打ちで右上のアタッカーを狙うのみ。
V入賞が1R目になるので『2000』なら実質15R、『1000』なら実質8Rということになる。これだけで出玉約2000or1000個を一撃で獲得できた。
一応、役物内確率は一律で1/48ということで、役物内入賞が『2000』なら1000円で約6回、『1000』なら約11回が目安になっていた。また、玉が役物に入賞してピラミッドの下に行けば行くほど、まるで『フィーバークィーン』のリーチのように煽っていく効果音も絶妙だった。何気に通常時のBGMは6種類・大当り時のBGMは3種類から選べた。
まさしく玉の動きでパチンコ本来の楽しさを堪能できた本機。2022年には後継機の『PGoGoピラミッド危機一発4500』も登場させており、一部に熱狂的マニアがいたことも事実だ。
<つづく>
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