ハネモノや一発台ではもちろんのこと、デジパチでも最近では盤面だけでなく筐体のあらゆるところに設置されてきた「役物(役モノ)」。
中には“ギミック”と呼ばれて巨大化したり、パチンコの進化とともに現在に至るまで発展し続けてきた。
そんな「役物の世界」を振り返るのが、このコーナー。
今回取り上げるのは、「CRクレージーサークルMC1」(2009年・大和製作所)だ。
それでは、GO!!
確変割合が当時としては破格の85%!?
導入は平成21年。
当時のパチンコと言えば液晶画面も巨大化し、海物語シリーズには沖縄や地中海、エヴァや慶次・北斗も後継機が続々登場、そして牙狼やキン肉マン・仮面ライダーなどの人気コンテンツもホールを賑わせていた時代である。
そんな中で、盤面デザインによって名称の異なる「CRジャイアントコング」シリーズ(※他の名称では「CRドリームカーブ」「CRダイビングタイガー」「CRドラゴン」「CRハイパーホーク」「CRキングシーサー」「CRミリオンスター」「CRトラ・トラ・トラ」「CR山親爺」などあり。いずれも「目」のように見えるダイヤル式デジタルを搭載。基本的には1/89~1/251の確率帯で5スペックあったが、機種によっては存在しないスペックもあった。なお、盤面によって変動音も違っていた)で2004年より新規参入した大和製作所が放った本機は、見ての通り当時としてもレトロ感満載のパチンコ機であった。
本機のスタートチャッカーはクルーンの奥穴2つ。
役物内の玉の動きを楽しみながら、奥穴入賞でデジタル(7セグ)が変動する。
7セグが「33」「77」停止で14R確変大当り。
他の数字ではゾロ目でも単なるハズレだ。この2桁7セグは、無駄な演出を徹底的に省き、予告もスーパーリーチもない極上のシンプルさで、かつ大当りは「33」「77」のみという分かりやすさ。
「ピュイ」音とリーチの集中がアツいのは定番で、見事14R確変大当りとなれば次回大当りまで電サポ付きだった。
大当り後は右打ちで超速消化。
電サポは玉がスル―チャッカー「GO」通過で電チュー「ATTACK」がオープンし、玉が入賞すればデジタルがスタートする。
この右打ち遊技はサックサクのスピード感で、業界最速クラスの超速ファストプレイを誇った。
本機は破格の確変突入率85%という爆発力を秘めていたが、裏を返せば通常時は潜伏確変&突然通常(&小当り)があり、右打ち中は回数限定の電サポ&突然時短があった。その振り分けは、通常時は14R確変45%・潜伏確変40%・突然通常15%、右打ち時は14R確変45%・突然確変+電サポ77回20%・突然確変+電サポ33回20%・突然時短(時短33or77回)15%である。
通常時はリーチハズレ(※左図柄が3or7停止)で潜伏確変or突然通常or小当りだった(※アタッカーがパカパカし、2Rランプ点灯で判別可能)。1変動にかかる時間は最長で4秒足らず。
右打ち(電サポ)時は「3F」停止で電サポ33回転、「7F」停止で電サポ77回転となり、突然確変or突然時短となる。割合的にも突然確変の方が多めになるので、この回数限定の電サポを引いた場合はヤメ時に注意が必要だった。
なお、大当り確率は1/262.3→1/26.2・出玉は14Rで約1512個…45%を引き続ければある程度まとまった出玉が獲得できたが、突確or突時or突通では0個…。この荒波に揉まれることに対して面白さを感じることができれば、本機は神台になり得たかもしれない。
<つづく>
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